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倉敷の建築設計事務所トリムデザインのブログ
「建築探訪 160」- Tokyo/ 下石神井

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倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

内藤廣さん設計の「ちひろ美術館・東京」(2002)を探訪・・東側外観を見る。アプローチ道路に面した東側外観は・・両翼を大きく広げた・・Wellcome!!な感じがgoodです。周辺は一般的な住宅が建ち並んでいる様なエリア・・もともとは作家である"いわさきちひろ"さんの・・自邸の一部を使って始められた美術館の建て替え・・

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

アプローチ道路から外観正面を見る。左右の2棟で挟み込む形・・2棟の間に駐車場、中庭、カフェテラスを配置。配置計画にも影響を与えている、建て替え前からある"大きなケヤキ"の存在が、建物を引き立てる・・右手の1階にエントランス。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

建物上部がフッ素樹脂塗装のSUS鋼板竪はぜ葺き。下部はコンクリート打放し。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

100mm間隔/9mm角のダブルの・・格子塀が素敵です。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

北棟1階のカフェより、中庭越しに南棟を見る。住居系の地域に建つ美術館・・(法規的な規制もある事からなのですが)ヒューマンスケールなヴォリュームによる構成が・・落ち着きます。リラックスできるアットホームな美術館・・

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

建物中央の連結ブリッジ部を見る。北棟2階の展示室2を出て、南棟2階の図書室へと向かう部分・・中庭に面した大きな開口を介して、建物全体との繋がりを常に感じられる空間構成がgoodでした。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

中央連結部の1階、中庭に面したカフェテラスを見る。基本的には以前の建物や庭の配置を踏襲しているそうだ・・多角形の小さなヴォリュームに分けた複数の棟を、中庭のある中央部で連結した、とても複雑な形の平面が・・多様な居心地を作り出していて・・とても魅力的。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

(上の館内サインは来館者が使用するエリアのみの表示なので、建物全体を正確には表していません。)

 

踏襲したからこその"形"なんだろうか・・新規から考えた形では、こうも自然に感じのいい不定形は作れなさそうな気がします・・。

 

 

 

 

 

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    | 探訪・現代建築など | 14:14 | comments(0) | - | - | - |
    「建築探訪 159」- Okayama 6

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    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    雪の降る1月に、岡山県津山市に・・「津山文化センター(1965)」を探訪。設計者である"川島甲士"さんの事は・・私達の年代でも、あまり詳しくは知らない建築家だが(ただ不勉強なだけかもしれませんが・・)、60年代には大変活躍された方のよう・・しかしとにかく、この建築がスゴイ!!。こんな建築がほかにあるだろうか・・という特徴的な外観。四角錐が逆さまに・・地面に突き刺さった様な形。

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    「斗栱で全体が構成されているのが、この建築の最大の特徴!!!」。斗栱(ときょう)とは、日本の伝統建築に見られるアイコニックなエレメントで・・軒が支える荷重を柱に伝える「柱上にある組物」の事を言う。「斗(ます)」と「肘木(ひじき)」で構成されている斗栱を・・抽象化して、リデザイン・・構造は著名な構造設計家である"木村俊彦"さん。

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    1段、2段、3段と、深い軒が三重に・・だんだんと前方にせり出していく、日本の伝統的な建築に見られる独特な形を・・コンクリートでリデザイン。こちらもこちらも、そうですが・・「60年代、コンクリート構造による日本建築再解釈の流れ」にある代表的な建築・・川島甲士さん40才の作品。

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    "斗栱で構成された逆四角錐"の本館横にある・・四角いヴォリュームは「展示館」。

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    展示館の外壁が凄い!!。外壁のウネウネとした模様は・・コンクリート表面を削って作られた"レリーフ"(これだけコンクリートを斫るのに、いったい何日くらい掛かるのだろうか!!)。デザインは・・緻密な線と混沌とした色彩の作品で知られる、著名グラフィックデザイナー"粟津潔"さん・・

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    1960年代に提案/実現された理想高く力強い・・世界にも影響を与えた、日本生まれの数少ない建築運動・・黒川紀章、菊竹清訓、大高正人、槇文彦、丹下健三、磯崎新 等々が参加していた・・メタボリズムの運動にも参加されていた粟津さん・・35才の作品!!。

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    3階の廻廊部分を見る。屋内だけでなく、屋外まで天井がラワンベニヤ・・サッシの向こう側の「斗栱」が近くで詳しく見られます・・斗栱はプレキャストコンクリート製。

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    立体的に格子を張り巡らせた様なデザインの・・照明器具がgoodです。

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    1階のホワイエを見る。床は黒モルタルブロック300角。タイルが張られた"アートな壁面"は、少し傾いています・・壁面のデザインは津山出身の陶芸家/白石齊さん(しらいしひとし)によるものです。この日の建物探訪ツアーの案内人が・・実は白石さん。

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    鉄板を折り曲げたパーツによる"アートな壁面"・・こちらも白石齊さんの作品。

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    フラットな屋根の一部をめくり上げた様なトップライト・・屋上へと至る階段を見る。

     

    倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

    屋上は雪、雪、雪・・前方の石垣は津山城(明治の廃城令で石垣以外は全てなくなってしまいましたが、森蘭丸の弟である森忠政が築いた大変立派なお城だったそうです)。

     

    逓信省出身の建築家である川島甲士(かわしまこうし 1925-2009)さん・・他の代表作には「宮崎県婦人会館('65)」「西都原考古資料館('68)」「宮崎県営国民宿舎・青島('70)」「松源寺('69)」などなど・・があるそうです。

     

     

     

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      | 探訪・近代日本 | 21:50 | comments(0) | - | - | - |
      「建築探訪 158」- Kurashiki

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      建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

      岡山県倉敷市にある、おしゃれなマスキングテープの会社としてよく知られているカモ井加工紙の工場・・とても広い敷地の中に、切妻屋根が何棟も並んだ風景・・どこにでもある様な古ぼけた工場群の一角が・・見事なリノベーションで"おしゃれな工場"に生まれ変わりました・・設計はTNA。

       

      建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

      まず最初にリノベーションされたのが、右側の建物・・もともとの建物のスケルトンである柱梁の間を"モルタル塗りの新しい外壁"で埋めた2階部分と、全てガラス張りとした1階部分と、で構成された・・"工場資料館(2012)"。次にリノベーションされたのが、左奥の建物・・腰回り全てを"半透明中空ポリカーボネート複合板"で覆った・・"第二製造工場倉庫(2013)"。

       

      建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

      次に新築されたのが、右側の建物・・外壁全体を半透明中空ポリカーボネート複合板で張られた四角い建物が・・"mt新倉庫(2016)"。同じポリカーボネート製の外壁でも・・新倉庫の方が透明感が高い様に見えます。2棟のリノベーションと1棟の新築・・

       

      建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

      "3棟共"に共通しているのは・・工場や建物の歴史、これからの在り方、敷地や周辺を含めたコンテクスト、などなどを丁寧に読み込みながらも・・その解答が驚くほどシンプル!!。外観はもちろん・・プランや構造、マテリアルやディテールも含めて・・驚く程の見事な"シンプリシティ"。(上写真)「第二製造工場倉庫」と「mt新倉庫」の間の通路が・・未来チックに見えてgoodです。

       

      建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

      (工場資料館の1階を見る。屋内だけど広場のようなスペース。)

      "もともと"から開いていた2階床の開口に向けて・・1階床から8本の新設柱(100角の無垢材)が伸びる。余計な物を一切排除していきながら、既存部分の存在感を際立たせる・・とてもシンプリシティな発想ながら、精緻な設計により・・見事なリノベーション。

       

      建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

      (工場資料館の2階を見る。様々な資料が置かれた展示室。)

      1階床に突き刺さった8本の細長い柱で・・支えられた2階の屋根が「見事に浮いています!!」・・広い広い工場敷地の中で、この2階だけ・・空気感の違う"新しい場所性"が獲得されていました・・素敵な展示室。(もともとは鉄骨スレート葺きの切妻屋根!!)

       

       

       

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        | 探訪・現代建築など | 17:55 | comments(0) | - | - | - |
        パトリック・モディアノ

        "お正月休みに読んだ"・・2冊。

        "現代フランスの最も偉大な作家"とよばれるパトリック・モディアノ・・2014年のノーベル文学賞受賞者。モディアノ作品の感想を一言で書くと「淡々とした抑制の効いた平易さの中の不在感と喪失感」。読み進めても、物語全体には捉えどころがなく・・リアリティも希薄、全体がぼんやりと霞んだまま・・時間と記憶、不在と喪失を巡る・・感情移入がなかなか難しい物語。

         

        倉敷 建築設計 パトリック・モディアノ

         

        Dans le café de la jeunesse perdue (失われた時のカフェで) 」・・パリ左岸のカフェに現れる謎の女性"ルキ"について・・彼女に魅了された複数の語り手によって、"繰り返し"語られる"不在の記憶"・・各章ごとに、それぞれ異なる語り手で語られる物語を通して感じられるのは・・"悲しみと喪失感"・・翻訳の良し悪しを述べる知識はありませんが、翻訳者によって作品の印象というのは、全く異なるんだろうなと思わせる翻訳・・読書後の達成感(満足感)があまりなかった物語。

         

        Livret de famille (家族手帳) 」・・"生きるとは、ひたすらに記憶を完成しようとすること"。アイデンティの欠落、不確かな記憶の積み重ね、脅迫的なイメージとしての負の歴史・・モディアノ作品において大きな位置を占める自らの出自・・占領下の時代を生き抜いたユダヤ人である両親の記憶・・自伝的要素が強い15章からなる物語。

         

        「人間の捉えがたい運命を呼び覚まし、ナチス占領下の社会を明らかにした〈記憶の芸術〉」とは、ノーベル文学賞から送られた受賞理由の言葉。

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          | わたしの本棚 | 10:54 | comments(0) | - | - | - |
          「建築探訪 157」- Tottori

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          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          1964年竣工・・菊竹清訓さんの「東光園」を探訪。この建築・・なんと菊竹さん36才での作品!!!。取り壊されて・・もう無くなってしまった名作「出雲大社庁の舎」はその前年・・なんとか保存で存命となった「都城市民会館」がこの2年後・・(どれも菊竹さんが30代で手掛けられた!!)・・60年代までの菊竹建築は本当にアグレッシブ!!!!。

          (上写真、東側庭園よりダイナミックな外観を見る。)

           

          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          (アプローチとなる"建物正面"、西側外観を見る。)

          鳥取県の有名な温泉地"皆生"に建つ、7階建て鉄筋コンクリート造の建物。この建物の大きな特徴・・大きく張り出した上部2層(5階と6階)が・・浮いている(上部から吊られている)構造・・

           

          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          (西側外観を見上げる。)

          この浮いている上部を支えているのが「大柱」。大小ある4本の柱を組み合わせて「大柱」を作り・・上部の大きな荷重を支えているカタチは・・日本の伝統的な木造建築のいくつか・・「厳島神社の大鳥居」や「出雲大社の心御柱」を、連想させますが・・構造が手段ではなく、その見せ方そのものが目的になっているかの様な・・表現的構造への執念を感じざるを得ない・・

           

          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          (1階ラウンジを見る。)

          貫梁と添柱によって組まれた・・コンクリート打放しの「大柱」は、室内でも存在感を放っていました・・ラウンジチェアーは剣持勇かな・・

           

          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          (1階ラウンジを見下ろす。)

          庭のデザインは流政之・・竣工時に並んでいたラウンジチェアーは「ヤコブセンのスワンチェア」でしたが・・

           

          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          館内には「菊竹建築の展示コーナー」があり・・東光園の石膏模型も展示されていました・・上部2層の「浮き感」が・・その真下である4階が「吹放しのテラス」になっている事で・・さらに強調・・(HPシェル曲面の)帽子のような屋根を含めた上部3層はまさに"空に浮かぶ天守閣"・・伝統的なものが持つ豊かさであったり、構造表現的なものの過剰さであったり・・並の近代建築とはひと味もふた味も違う・・菊竹さんの近代建築・・

           

          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          (階段室を外部より見る。)

          階段室は壁面が全てガラス張り・・"床のみが宙に浮いている感じ"・・キャンチレバーな持たせ方で、床板は小口を見せて・・さらに踊り場部分では、外壁面から床を飛び出させて魅せる事で・・"浮いている感"を強調。

           

          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          (階段室を内部より見る。)

          縦繁なサッシ割りのガラス壁面・・手摺り子はナイロンロープ張り、手すり支柱がgood。しかしながら・・この階段室に居ると、ちょっと"酔う"様な感じが・・少し揺れているかな?・・

           

          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          (階段室を内部より見る。)

          柱面に直接刻み込まれた階数表示が・・goodです。型枠板材のテクスチャーが現れたコンクリート打ち放し面・・goodです。

           

          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          (大柱を近接して見る。)

          クラックが・・複数、あちらこちらに見えます・・・けっこう大きい!!!。日本近代建築の金字塔である丹下健三の「国立代々木競技場(1964)」と同年に完成した東光園・・この時代「世界のTANGE」として絶頂に達していた丹下さんに喰いさがる事の出来た・・

           

          岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

          (最上階の7階部分を外部より見る。)

          最大の若手・・「メタボリズム建築の旗手」菊竹清訓による名作・・東光園。耐震改修も含め、早めの適切なメンテナンスが必要かと・・「出雲大社庁の舎」が取り壊されてしまったいま・・菊竹建築のもうひとつの金字塔「東光園」・・存命の瀬戸際・・なのではないでしょうか!!!。

           

           

           

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            | 探訪・近代日本 | 09:51 | comments(0) | - | - | - |
            「建築探訪 156」-クリエイティブTOWN岡山 その2

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            倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

            (第1期を見る。)

            緩やかな・・起伏のある緑化された敷地の中を、幾つものスロープやブリッジが巡る・・風景が印象的。高低差のある敷地でありながら「よう壁による"ひな壇造成"」という安易な手法を選択しなかった事が・・計画地全体にとても伸びやかなイメージを与えている「倉敷市営中庄団地」を探訪。第1期部分(2000)の設計者は・・新居千秋さん。

            倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

            (第1期を見る。)

            徒歩で、表側から訪れた印象では・・駐車場や駐輪場が、あまり目立たない感じ・・各棟の近接した場所に分散して・・その様なスペースを配置・・goodでした。

            倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

            (第1期を見る。)

            十二分に採光確保ができる・・住棟間隔が公営ならではの"ゆとり"。バルコニー部が目立たないデザインも・・goodな感じ。スロープやブリッジで敷地内を巡っていると・・なんか愉しい感じ。地上レベルの遊歩道を歩いていると・・弧を描いたスロープが頭上をかすめて横断していきます・・

            倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

            (第1期を見る。)

            住棟のヴォリュームは細かくスリットで分節・・そのスリット部毎に各戸へのアプローチ階段を設置する事により・・建物が与える圧迫感を減じたヒューマンスケールなヴォリュームに落とし・・各部に"抜け"を作り出しています。

            倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

            (第2期を見る。)

            第1期同様「緩やかな起伏のある敷地」と「スロープ&ブリッジが巡る風景」が印象的。第2期部分(2004)の設計者は・・元倉真琴さん。

            倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

            (第2期を見る。)

            隣棟間隔の広い各棟を各層ごとの水平ブリッジで繋ぐという・・集合住宅の形としては"あまり見ない感じ"が・・goodでした。

            倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

            (第2期を見る。)

            水平に積層されたブリッジの存在感がハンパない!!・・少し"イタリアン・アバンギャルド"な感じで・・"テラー二"っぽい?

            倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

            (第2期の西側5棟を見る。)

            2期の敷地は、道路により「東側8棟と西側5棟」に分断されているのが、やや残念な感じでしたが・・判子で押した様な、どこかで見た様な、どこにでもある住環境ではなく・・ここにしかない住環境が愉しい・・"建築の経済効率的な側面"からだけではない、建築への評価/チャレンジ・・「クリエイティブTOWN岡山」のような意欲のある街づくりの事例が・・今後またいつか・・継続していく事を期待したいです。

             

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              | 探訪・現代建築など | 10:20 | comments(0) | - | - | - |
              「建築探訪 155」-クリエイティブTOWN岡山 その1

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              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              いまから25年ほど前「クリエイティブTOWN岡山」という事業が、岡山県で行われました・・当時の岡山県知事が、熊本県で行われていた"熊本アートポリス"という街づくりの・・建築的文化性に感銘を受けられ、岡田新一さんにコミッショナーを依頼するところからから始まり・・その事業の第一号として完成したのが・・この「岡山県営住宅中庄団地」。(第3期の中庭より見る。デコンストラクション風?・・"90年代的デザイン"な橋がチャームポイント)

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (1期の西側外観を見る。)建築景観や建築文化の向上を目的とした事業「クリエイティブTOWN岡山」・・そのスタートとなる、第1期部分(1992)の設計者に指名されたのが・・丹田悦雄さん。

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (1期の西側外観を見る。)道路と河に沿って50m近く・・1期から3期まで、何棟もの住棟が曲折しながら連結していく全体の配置・・その全体に渡って「ペデストリアンデッキ」が・・棟間を縫う様に貫ぬいている。ややラビリンス的な構成が特徴・・全体性がハッキリしていて、誰でもその構成が一目瞭然なステレオタイプなマンションとは、一線を画したプラン。その"一見さんお断り的"な雰囲気に距離感を感じる人も多そうですが・・

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (1期の東側外観を見る。)穴の開いた鮮やかな彩色衝立壁と、コンクリート打放しの組み合わせが80年代的(早川邦彦の80年代後半の集合住宅"ラビリンス"や"アトリウム"を思い出さずにはいられません・・)。パラパラと多様なエレメントが混在&連節しているデザインも80年代的な空気感・・でgoodです。

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (1期の東側ペデストリアンデッキを見る。)各戸が自由に植栽を並べられる、余裕のある通路幅を確保・・

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              1期の東側ペデストリアンデッキから西側ペデストリアンデッキへと抜ける棟間のスリット部を見る。パラペットに架かる"丸い屋根"がgoodです・・

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (1期の西側ペデストリアンデッキを見る。)各戸の玄関先にペデストリアンデッキに向かって「開いた窓」と「縁側的スペース」が設えられている・・のがチャームポイント。

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (1期の西側ペデストリアンデッキを見る。)中空に架かる橋を渡ると・・1階に降りる事なく、そのままデザインの全く違う住棟へと移動が出来ます・・いくつもの「スリット」「ブリッジ」「ペデストリアンデッキ」を抜けて1期から2期へと巡る・・

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (2期の3階通路を見る。)各戸が向かい合わせになっている屋外通路・・1階に見えますが、これは3階・・中廊下型になっているのですが、屋根がないので、"開放廊下"な感じ。こちらの住棟・・第2期部分(1996)の設計者は阿部勤さん・・

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (2期の3階通路を見る。)こちらの住棟も同様・・各戸の玄関先、通路側に向かって「開いた窓」と「縁側的スペース」が設えられている・・

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (2期の中庭より見る。)地上の住棟間中央部を、遊歩道のような中庭のようなスペースが貫通する・・上空には、3階レベルの住棟間通行に使用されるブリッジが架かる。各戸の玄関先にはコンクリートの衝立壁、植栽やパーゴラなどが設えるられています。

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (2期の中庭より見る。)2期から3期へと渡るブリッジ・・このブリッジは道路上を跨いでいます。3期の中央部には、この地域では珍しい・・高層棟が聳え立つ。

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (2期と3期の間に架かるブリッジより見る。)こちらの住棟・・第3期部分(1998)の設計者は遠藤剛生さん・・一目で遠藤さんの集合住宅だ!!という感じ。設計者である遠藤さんの地元である関西では、この様なスタイルの「遠藤さん集合住宅」は・・あちらこちらで見かけます。

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

              (3期の中層階通路より見る。)こちらの3期も2期と同様・・住棟間地上部には、遊歩道のような中庭のようなスペースが貫通。1期から3期に渡る広い敷地、デザイナーが異なる住棟間を・・2つの全く異なるルートで探訪してみました・・

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山  集合住宅

              1つ目は、地上部の敷地全体を貫通する遊歩道のような中庭スペースから。

              2つ目は、全ての住棟を繋ぐ空中迷路のようなペデストリアンデッキから。

              実際に住んでいる人達と、僅かな時間だけ滞在する来訪者とでは・・感想を述べる視点の深度が異なるとは思いますが・・「愉しい集合住宅」でした。

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山  集合住宅

              探訪の最後に・・"3期の高層棟"から、全体を見渡して・・みました。手前に、3期(南側)から2期の住棟へと渡るブリッジが見えます。上空からだと・・2期の切妻家型の「うねる様な配置」と「3階開放廊下」の感じが・・よく見えます。その奥には「1期」が見えます。

              倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山  集合住宅

              (3期から東側を見る。)「岡山県営住宅中庄団地」は・・通常の県営住宅とは全く違う作り・・他にはない個性的な住環境。判子で押した様な・・どこかで見た様な、どこにでもある住環境ではなく・・ここにしかない住環境が愉しい・・"建築の経済効率的な側面"からだけではない、建築への評価/チャレンジ・・「クリエイティブTOWN岡山」のような意欲のある街づくりの事例が・・今後またいつか・・継続していく事を期待したいです。(正面の奥に見えている一群は「倉敷市営中庄団地」。)

               

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                | 探訪・現代建築など | 10:30 | comments(0) | - | - | - |
                「#前川國男」その後 4

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                倉敷 建築設計事務所 岡山 前川國男

                昨年の11月に行った・・岡山県天神山文化プラザとの共催展での繋がりで、建築家・前川國男を紹介するパンフレットをデザインさせて頂きました・・

                 

                岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 前川國男 天神山文化プラザ #前川國男

                表面(イエロー)の8ページは、前川國男さんという建築家の魅力を・・建築関係者でなくても、簡単に分かりやすく知ってもらう為のツールとして・・ややアイコンちっくにデザイン。天神山文化プラザさんとお話を重ね・・気軽に、誰もが手に取ってくれる様な・・"カワイイ"感じにデザインしたつもりですが、いかがでしょうか?

                 

                岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 前川國男 天神山文化プラザ #前川國男

                表面の8ページはイエローでまとめて、裏面はブルー・・裏面は大きく広げると1枚の図面(実際の青図と言われる設計当時のもの)になっています。

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                  | 日常・お知らせ | 22:36 | comments(0) | - | - | - |
                  「建築探訪 154」-Aichi 8

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                  倉敷 建築 設計事務所 建築家 隈研吾 両口屋

                  インパクトのある"ガリバリウム鋼板立平葺き"の大屋根が目を引く、名古屋の老舗和菓子店・・「両口屋是清 東山店」を探訪。設計は隈研吾さん。4階建てのヴォリュームを大屋根で包み込んだデザイン。

                  両口屋 隈研吾 建築 探訪 建築設計事務所 岡山 倉敷

                  大きな軒下のアプローチ部を見る。1階部分は軒が深い開放的なつくり。鉄部の仕上げは、隈建築ではお馴染みの"溶融亜鉛メッキリン酸処理"。

                  両口屋 隈研吾 建築 探訪 建築設計事務所 岡山 倉敷

                  鉄骨の独立柱が支える開放的なつくりの1階は、販売店舗。折り上げられた木製ルーバーの天井がが2階へと繋がる。

                  両口屋 隈研吾 建築 探訪 建築設計事務所 岡山 倉敷

                  2階は飲食スペース。隈建築ではお馴染みの"不燃木製ルーバー"によるデザイン。テーブルや椅子もスチールと木を使ったオリジナルのようです。

                  両口屋 隈研吾 建築 探訪 建築設計事務所 岡山 倉敷

                  1階アプローチ部の軒裏が”透けて”いて・・2階から1階の庭が"下地窓"的に見えるのが面白い。入って来る時は意外と気付かなかった・・

                  両口屋 隈研吾 建築 探訪 建築設計事務所 岡山 倉敷

                  もう一度、帰り際に外から見返して・・よくよく目を凝らすと、たしかに軒裏が・・"透けて"います。

                   

                   

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                    | 探訪・現代建築など | 22:14 | comments(0) | - | - | - |
                    「酒津の家」- "オカベマキコさんのしゃぼんランプ"

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                    倉敷 建築 設計事務所 建築家 ガラス オカベマキコ

                    先週末に、お引き渡しをした「酒津の家」の玄関には・・様々な色のシャボン玉が連なったような照明器具を設置・・岡山市のガラス作家であるオカベマキコさんの作品「しゃぼんランプ」。(上写真)玄関よりポーチを見返す。

                    倉敷 建築 設計事務所 建築家 ガラス オカベマキコ

                    お手洗いの中にある、アンティークな飾り台の上に吊り下げられた・・"クリア"のしゃぼんランプ。そのほかにも"黒色"や"ゴールド"もある「しゃぼんランプ」は・・オカベマキコさん曰く「長いストローの先から息を吹き込み泡立つ瞬間を捉えたイメージ・・」との事。

                     

                    ランプだけでなく、アクセサリーの作品もとても素敵なオカベマキコさん・・今週末からは倉敷美観地区にて展覧会もあります

                     

                     

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                      | 「酒津の家」 | 15:54 | comments(0) | - | - | - |
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