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倉敷の建築設計事務所トリムデザインのブログ
「建築探訪 159」- Okayama 6

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倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

雪の降る1月に、岡山県津山市に・・「津山文化センター(1965)」を探訪。設計者である"川島甲士"さんの事は・・私達の年代でも、あまり詳しくは知らない建築家だが(ただ不勉強なだけかもしれませんが・・)、60年代には大変活躍された方のよう・・しかしとにかく、この建築がスゴイ!!。こんな建築がほかにあるだろうか・・という特徴的な外観。四角錐が逆さまに・・地面に突き刺さった様な形。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

「斗栱で全体が構成されているのが、この建築の最大の特徴!!!」。斗栱(ときょう)とは、日本の伝統建築に見られるアイコニックなエレメントで・・軒が支える荷重を柱に伝える「柱上にある組物」の事を言う。「斗(ます)」と「肘木(ひじき)」で構成されている斗栱を・・抽象化して、リデザイン・・構造は著名な構造設計家である"木村俊彦"さん。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

1段、2段、3段と、深い軒が三重に・・だんだんと前方にせり出していく、日本の伝統的な建築に見られる独特な形を・・コンクリートでリデザイン。こちらもこちらも、そうですが・・「60年代、コンクリート構造による日本建築再解釈の流れ」にある代表的な建築・・川島甲士さん40才の作品。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

"斗栱で構成された逆四角錐"の本館横にある・・四角いヴォリュームは「展示館」。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

展示館の外壁が凄い!!。外壁のウネウネとした模様は・・コンクリート表面を削って作られた"レリーフ"(これだけコンクリートを斫るのに、いったい何日くらい掛かるのだろうか!!)。デザインは・・緻密な線と混沌とした色彩の作品で知られる、著名グラフィックデザイナー"粟津潔"さん・・

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

1960年代に提案/実現された理想高く力強い・・世界にも影響を与えた、日本生まれの数少ない建築運動・・黒川紀章、菊竹清訓、大高正人、槇文彦、丹下健三、磯崎新 等々が参加していた・・メタボリズムの運動にも参加されていた粟津さん・・35才の作品!!。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

3階の廻廊部分を見る。屋内だけでなく、屋外まで天井がラワンベニヤ・・サッシの向こう側の「斗栱」が近くで詳しく見られます・・斗栱はプレキャストコンクリート製。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

立体的に格子を張り巡らせた様なデザインの・・照明器具がgoodです。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

1階のホワイエを見る。床は黒モルタルブロック300角。タイルが張られた"アートな壁面"は、少し傾いています・・壁面のデザインは津山出身の陶芸家/白石齊さん(しらいしひとし)によるものです。この日の建物探訪ツアーの案内人が・・実は白石さん。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

鉄板を折り曲げたパーツによる"アートな壁面"・・こちらも白石齊さんの作品。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

フラットな屋根の一部をめくり上げた様なトップライト・・屋上へと至る階段を見る。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 近代建築 津山文化センター

屋上は雪、雪、雪・・前方の石垣は津山城(明治の廃城令で石垣以外は全てなくなってしまいましたが、森蘭丸の弟である森忠政が築いた大変立派なお城だったそうです)。

 

逓信省出身の建築家である川島甲士(かわしまこうし 1925-2009)さん・・他の代表作には「宮崎県婦人会館('65)」「西都原考古資料館('68)」「宮崎県営国民宿舎・青島('70)」「松源寺('69)」などなど・・があるそうです。

 

 

 

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    | 探訪・近代日本 | 21:50 | comments(0) | - | - | - |
    「建築探訪 157」- Tottori

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    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    1964年竣工・・菊竹清訓さんの「東光園」を探訪。この建築・・なんと菊竹さん36才での作品!!!。取り壊されて・・もう無くなってしまった名作「出雲大社庁の舎」はその前年・・なんとか保存で存命となった「都城市民会館」がこの2年後・・(どれも菊竹さんが30代で手掛けられた!!)・・60年代までの菊竹建築は本当にアグレッシブ!!!!。

    (上写真、東側庭園よりダイナミックな外観を見る。)

     

    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    (アプローチとなる"建物正面"、西側外観を見る。)

    鳥取県の有名な温泉地"皆生"に建つ、7階建て鉄筋コンクリート造の建物。この建物の大きな特徴・・大きく張り出した上部2層(5階と6階)が・・浮いている(上部から吊られている)構造・・

     

    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    (西側外観を見上げる。)

    この浮いている上部を支えているのが「大柱」。大小ある4本の柱を組み合わせて「大柱」を作り・・上部の大きな荷重を支えているカタチは・・日本の伝統的な木造建築のいくつか・・「厳島神社の大鳥居」や「出雲大社の心御柱」を、連想させますが・・構造が手段ではなく、その見せ方そのものが目的になっているかの様な・・表現的構造への執念を感じざるを得ない・・

     

    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    (1階ラウンジを見る。)

    貫梁と添柱によって組まれた・・コンクリート打放しの「大柱」は、室内でも存在感を放っていました・・ラウンジチェアーは剣持勇かな・・

     

    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    (1階ラウンジを見下ろす。)

    庭のデザインは流政之・・竣工時に並んでいたラウンジチェアーは「ヤコブセンのスワンチェア」でしたが・・

     

    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    館内には「菊竹建築の展示コーナー」があり・・東光園の石膏模型も展示されていました・・上部2層の「浮き感」が・・その真下である4階が「吹放しのテラス」になっている事で・・さらに強調・・(HPシェル曲面の)帽子のような屋根を含めた上部3層はまさに"空に浮かぶ天守閣"・・伝統的なものが持つ豊かさであったり、構造表現的なものの過剰さであったり・・並の近代建築とはひと味もふた味も違う・・菊竹さんの近代建築・・

     

    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    (階段室を外部より見る。)

    階段室は壁面が全てガラス張り・・"床のみが宙に浮いている感じ"・・キャンチレバーな持たせ方で、床板は小口を見せて・・さらに踊り場部分では、外壁面から床を飛び出させて魅せる事で・・"浮いている感"を強調。

     

    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    (階段室を内部より見る。)

    縦繁なサッシ割りのガラス壁面・・手摺り子はナイロンロープ張り、手すり支柱がgood。しかしながら・・この階段室に居ると、ちょっと"酔う"様な感じが・・少し揺れているかな?・・

     

    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    (階段室を内部より見る。)

    柱面に直接刻み込まれた階数表示が・・goodです。型枠板材のテクスチャーが現れたコンクリート打ち放し面・・goodです。

     

    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    (大柱を近接して見る。)

    クラックが・・複数、あちらこちらに見えます・・・けっこう大きい!!!。日本近代建築の金字塔である丹下健三の「国立代々木競技場(1964)」と同年に完成した東光園・・この時代「世界のTANGE」として絶頂に達していた丹下さんに喰いさがる事の出来た・・

     

    岡山 建築 倉敷 建築設計 建築家 菊竹清訓 東光園

    (最上階の7階部分を外部より見る。)

    最大の若手・・「メタボリズム建築の旗手」菊竹清訓による名作・・東光園。耐震改修も含め、早めの適切なメンテナンスが必要かと・・「出雲大社庁の舎」が取り壊されてしまったいま・・菊竹建築のもうひとつの金字塔「東光園」・・存命の瀬戸際・・なのではないでしょうか!!!。

     

     

     

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      | 探訪・近代日本 | 09:51 | comments(0) | - | - | - |
      「建築探訪 153」-Aichi 7

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      倉敷 建築 設計事務所 日本近代建築 名古屋 大栄ビルチング ルドルフ 名古屋近鉄ビル

      ブルータリズムの作品で知られる、60年代前後に活躍したアメリカンモダニズムの建築家・・ポール・ルドルフ設計のビルが名古屋市内にある・・1973年竣工の「大栄ビルチング」。もともとはプレハブ住宅の生産販売を主とするデベロッパーの自社ビル。竣工当初に見られた・・池と滝のある地下1階社員食堂から1階ロビー、1階ロビーから2階展示スペースへと・・3つのスペースが吹抜けを介して、通りまで繋がるというダイナミックな空間の様子を・・いまは見る事は出来ませんが・・

       

      倉敷 建築 設計事務所 日本近代建築 名古屋 大栄ビルチング ルドルフ 名古屋近鉄ビル

      階段、壁、天井など・・「各部で丸みをつけたデザイン」を多用しているのが印象的でした・・ルドルフ作品と言えば「イエール大学」に見られる、あの力強い構成的な建築のイメージが記憶に残るが・・こちらはもう少し優しい、全面をアルミ丸パイプで覆った、細やかで装飾的とも言える・・印象の建物。竣工当初と大きく違っているのは・・("あるある"ですが)もともとは「コンクリート打放し&アルミパイプ」で、「グレー&シルバー」の"端正な構成"だったはずが・・いまは「白ペイント&シルバー」に塗装されていたのが・・残念。

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        | 探訪・近代日本 | 12:10 | comments(0) | - | - | - |
        「建築探訪 152」-Aichi 6

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        倉敷 建築 設計事務所 日本近代建築 名古屋 大栄ビルチング ルドルフ 名古屋近鉄ビル

        今年で75周年を迎えた、名古屋を代表する百貨店・・「丸栄百貨店(1953)」。上写真は北面ファサードを見上げたところ・・ガラスブロックと薄青紫色小口タイルによる、"縦長感の強い構成"と"細長い横桟"のバランスが・・(なんとなく和柄なイメージで)とても・・綺麗!!!!。1953年の日本建築学会賞を受賞。築65年。今年の6月に営業終了、9月に取壊し。設計は村野藤吾

         

        倉敷 建築 設計事務所 日本近代建築 名古屋 大栄ビルチング ルドルフ 名古屋近鉄ビル

        西側は一転して・・アブストラクトな"モザイクタイル張り"。大阪ミナミにある類似デザインの村野ビル(ドウトン)で、このデザインは見慣れていましたが・・こちらの方が、とても鮮やかなので・・驚き。名古屋の村野作品では「名古屋都ホテル(1963)」という、一度見たら忘れられない"窓枠"の・・インパクトある外観の建築がありましたが・・2000年に取り壊されました。

         

        倉敷 建築 設計事務所 日本近代建築 名古屋 大栄ビルチング ルドルフ 名古屋近鉄ビル

        名古屋駅のすぐ側にある「名古屋近鉄ビル(1966)」。竣工から50年以上経っているが、大きく変わった様子はない・・少し広告で見にくいんですが、建物の足元1階部分の"ハンチのついた大梁"と"少し傾いた多角形柱"がチャームポイント。

         

        倉敷 建築 設計事務所 日本近代建築 名古屋 大栄ビルチング ルドルフ 名古屋近鉄ビル

        カーテンウォールの建物ファサードを見る。パラパラとした縦桟がgoodです。道路から建物に入り・・地階に下りると、近鉄駅改札口に直結。設計は坂倉準三

         

         

         

         

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          | 探訪・近代日本 | 10:41 | comments(0) | - | - | - |
          「建築探訪 149」-Aichi 3

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          名古屋大学豊田講堂 槇文彦 倉敷 建築設計事務所 岡山

          「名古屋大学 豊田講堂」を探訪・・89才のいまも建築家として活躍されている槇文彦さん・・32才にしての実質的なデビュー作!!!  。トヨタ自動車の寄付により1960年に完成。地下鉄の階段を上がると・・目の前にある大きな広場の向こうに、アシンメトリーな建物の西側正面が見える。ゲートのない開放的なキャンパスの「門」として、その建物の姿はまさに「門」という字の直喩的表現を思わせる。(ちなみにトヨタ自動車さんは、求められた予算に対して、自ら「その2倍の寄付金を出す」と申し出たそうです・・)

           

          名古屋大学豊田講堂 槇文彦 倉敷 建築設計事務所 岡山

          10年程前に、同じくトヨタ自動車の寄付により、大規模な改修工事が行われ・・とてもgoodな建築の状態。50年近くの年月を経て、同じ設計者の手による、良質で本格的な改修工事・・"docomomo japan100"にも選出されている日本近代建築を代表する建築の・・この様な保存/維持/活用は、とても素晴らしい事だと思います。

           

          名古屋大学豊田講堂 槇文彦 倉敷 建築設計事務所 岡山

          "コンクリート打放し"の場合・・改修で「建物の雰囲気」が損なわれる事が多いのですが、コンクリートの質感やプロポーションに丁寧な配慮がなされ・・50年近く風雨に晒され、木目は消え、外壁表面には砂が浮き上がってしまっている状態で・・かなり劣化していた"コンクリート打放し"も・・「杉板本実型枠による極薄増打ち」という手の込んだ改修手法などが用いられたおかげで・・建物の雰囲気が損なわれる様な事は・・ありませんでした。

           

          名古屋大学豊田講堂 槇文彦 倉敷 建築設計事務所 岡山

          リフレッシュされた姿を、改めて見ていると・・「白いBOXの浮いている感」や「ピロティと打放しによる構造的表現の力強さ」に・・メタボリズムやブルータリズムなどの、60年代的な建築表現の新鮮さを・・再感。

           

          名古屋大学豊田講堂 槇文彦 倉敷 建築設計事務所 岡山

          建物正面右手・・大階段とピロティを見る。建物ヴォリュームに対しての、柱の細長感が際立つ・・西陽を浴びて、ちょっとジョルジョ・デ・キリコ的な感じ・・柱は正方形ではなく長方形。すこしでも正面からの見え寸法を抑えようという工夫。槇さんの建築は決して声高に主張しすぎない・・熟慮された控え目な表現が・・心地良いです。

          名古屋大学豊田講堂 槇文彦 倉敷 建築設計事務所 岡山

          この建物を設計中だった当時・・2年に渡り、世界中を建築視察旅行していた槇文彦さんは・・インドで仕事をしていたル・コルビュジエのアトリエを訪ね・・この建物の設計図面を見て貰ったそうだ・・その時のコルビュジェからの言葉は・・「柱を大事にしなさい」との事。

           

          名古屋大学豊田講堂 槇文彦 倉敷 建築設計事務所 岡山

          増築され大きく変わった内部を見る。槇さんらしい階段がgoodです。このアトリウムのスペースは、もともと外部だった所、右手が既存部・・

          名古屋大学豊田講堂 槇文彦 倉敷 建築設計事務所 岡山

          改修工事により別棟だった建物が、アトリウムを介して一体化。外部だったとは思えない、さすがの改修。右手の壁は、もともと外壁だったという事・・既存部の豊田講堂を南北面で支えている、特徴的な「コの字型耐震壁」がアトリウム空間で、存在感を示しています。

          名古屋大学豊田講堂 槇文彦 倉敷 建築設計事務所 岡山

          アトリウムより外部へと繋がる、"透け感"がgoodな出入口部分を見る。槇さんの建築・・やっぱりgoodです、品があります。たまたまですが、岡山県出身だという・・施設スタッフさんが、突然来訪している私達2人のために・・照明を点灯して下さり、親切に建物内も色々と案内して下さりました・・感謝感謝。

           

           

           

           

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            | 探訪・近代日本 | 09:15 | comments(0) | - | - | - |
            「建築探訪 146」-Gifu2

            羽島市庁舎 坂倉準三 建築 探訪 近代建築 倉敷 設計事務所

            大スロープ、水平に重ねられた高欄手摺と大きな開口部、屋上に載せられた凸凹屋根、聳える火の見櫓・・坂倉準三建築研究所の設計による「羽島市庁舎(1958)」を、今年の5月に・・探訪。羽島市は坂倉準三の故郷、実家は近くにある有名な造り酒屋(千代菊)・・北側から見る。坂倉の庁舎建築といえば、こちらや、こちら

             

            羽島市庁舎 坂倉準三 建築 探訪 近代建築 倉敷 設計事務所

            建物の東側には・・高く聳える"火の見櫓のような"望楼と、4Fまで繋がる折り返しの大スロープ。この角度から見ると、各建築的要素の構成による、建物のダイナミックさがよく伝わる。

             

            羽島市庁舎 坂倉準三 建築 探訪 近代建築 倉敷 設計事務所

            この建築の大きな特徴・・2Fのメインエントランスへと繋がる、建物を南北に貫く、大きな斜路。坂倉さんの建築と言えば・・建物をプロムナード的に巡っていく階段やスロープといった物の・・存在感や独立感 が際立っています。有名な1937年のデビュー作である「パリ万博日本館」もそう!!。

             

            羽島市庁舎 坂倉準三 建築 探訪 近代建築 倉敷 設計事務所

            南側の立面を見る。建物の廻りには小さな池が張り巡らされ・・坂倉準三の傑作である「カマキン」にも通じる、水辺と建物の関係性。屋上に突出物を載せるデザインは師匠ゆずりで・・いかにも「コルビュジェ」!!。

             

            羽島市庁舎 坂倉準三 建築 探訪 近代建築 倉敷 設計事務所

            坂倉の設計による東急文化会館呉市庁舎が撤去され・・そしてまたこの建物も"サヨナラの危機"(今月初めに新庁舎建設工事の公募型プロポーザル」の公告が羽島市より発表)・・個人的に思い出のある大阪の枚岡市庁舎も危なそうだし・・近年次々と撤去されていく坂倉建築・・。今は使われていない、折り返しながら4階まで上がる大スロープを見る。

             

            羽島市庁舎 坂倉準三 建築 探訪 近代建築 倉敷 設計事務所

            大スロープ横にある、望楼への入り口部に目がとまる・・壁面と開口のバランスが何ともgood・・それを際立たせているのが、この型枠の割付け・・

            羽島市庁舎 坂倉準三 建築 探訪 近代建築 倉敷 設計事務所

            昔の"コンクリート打放し"は・・コンクリートを流し込む為の木製型枠が、大きな1枚のパネルではなく・・フローリングのような板材を貼りあわせた物・・しかし、この割付けはとても手が込んでいて、goodです。

             

             

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              | 探訪・近代日本 | 14:53 | comments(0) | - | - | - |
              建築探訪 SAKAKURA's ARCHITECTURE
              呉市庁舎 近代建築 保存 倉敷の建築設計
              最近、取り壊されてしまったらしい呉市庁舎・・もう一度、オリジナル(濃青色タイルとコンクリート打放しの対比)の姿を見たかった・・こんな味のある建築を壊したのは、もったいない残念。(以前の探訪blogで登場済み)
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                | 探訪・近代日本 | 10:19 | comments(0) | - | - | - |
                建築探訪 TANGE's ARCHITECTURE
                丹下建築 倉敷 岡山 建築設計
                それにしても垂木が薄い、腕木も2本に分けてあるし、何度見てもgood です、香川県庁舎。丹下建築の中でも出来栄えも保存状態もバツグンです!! (以前の探訪blogで登場済み)
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                  | 探訪・近代日本 | 15:06 | comments(0) | - | - | - |
                  「建築探訪 135」-Yamaguchi 3
                  山口県立図書館  倉敷 設計事務所 建築
                  「山口県立図書館」(1973) を探訪・・設計は鬼頭梓さん。様々な量感がポコポコした外観・・タイル壁に挟まれたサッシュ部が正面入口(西面)。平面的に見ても、様々な室のヴォリュームがポコポコとした形になっています。

                  山口県立図書館  倉敷 設計事務所 建築
                  東側の入口より見る・・正面奥が西側の正面入口。右上に見える大きなトップライトと、このトップライト下にある中央ホール(開架室)が・・建物の中心となります。この微妙な階高設定の・・中央ホールの絶妙な位置付けが、この建築の居心地良さの・・要となっている様な気がします。

                  山口県立図書館  倉敷 設計事務所 建築
                  (左-写真)中央ホールには、スロープでアクセス。(右-写真)中央ホールから2階にも、スロープでアクセス。スロープ横のコンクリート壁が・・いい「ハツリ」具合です。スロープを中心とした建物構成も・・この建築の要。写真では分かり難いですが、天井は格子状ルーバーになっています。

                  山口県立図書館  倉敷 設計事務所 建築
                  2階より見る。中央ホールに面してグルリと廊下が廻っているのですが・・その廊下には様々な読書コーナーが幾つも、趣きを変えながら配置されていて・・very goodです。外部窓に面した机のコーナーや、廊下の腰壁に隠れる様に配されたプチコーナー・・

                  山口県立図書館  倉敷 設計事務所 建築
                  開架書庫の側に配されたベンチソファのコーナーや、光庭に面したラウンジソファのコーナーなどなど・・そして更に、廊下廻りから、まとまった大きさのある各室が・・四方八方へと繋がっていく、広がりのある伸びやかな図書館となっています。

                  鬼頭梓 図書館 建築 倉敷の設計事務所
                  図書館建築のパイオニアであり、名手でもある鬼頭さんが手掛けた図書館建築は "訪れた人を暖かく迎え入れる" ・・とても居心地の良い、とてもniceな建築でした!!! ・・が、その本当の良さは、写真や説明文では上手く伝えられない・・体験してみないと、その良さが分からない・・"建築らしい建築" 。

                  「東京経済大学図書館('62)」から始まり「山梨県立図書館('70)」「東北大学図書館('72)」「山口県立図書館('73)」、そして「日野市立中央図書館('73)」・・生涯に30を超える図書館建築を手掛けられた、鬼頭梓さんが言われていた「図書館建築で大切な事」とは・・ 
                  山口県立図書館  倉敷 設計事務所 建築
                  "図書館員がしっかりしてくれている事が一番大切です"  との事・・デザインに対する主義主張は控え目で、設計方法論にも柔軟な・・鬼頭さんらしい言葉なのではないでしょうか。外壁のタイルは、鬼頭梓さんの 師匠と同じ "打込みタイル" ・・巾450×高150mmという、やや大きめのタイル。

                   
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                    | 探訪・近代日本 | 09:44 | comments(0) | - | - | - |
                    「建築探訪 133」-Yamaguchi 2
                    山口県立博物館 坂倉準三 倉敷 設計事務所
                    「山口県立 山口博物館('67)」を探訪・・設計は坂倉準三建築研究所
                    (上写真) メインアプローチとなる外部大階段の境壁に開けられた不思議な開口・・不正形なカタチに、角度を変えた切り込み・・goodです。

                    山口県立博物館 坂倉準三 倉敷 設計事務所
                    東側外観、建物正面を見る。もともとは全て・・コンクリート打放し仕上げの建築でしたが、今は一部分を残してタイル張りとなった建物外観。アプローチは右手にある外部大階段を上がった2階から。

                    山口県立博物館 坂倉準三 倉敷 設計事務所
                    建物正面である東側外観とは、ガラッと雰囲気の変わる・・北側外観を見る。北側の外壁仕上げはボード張り・・硬軟強弱の付け方が・・goodです。

                    山口県立博物館 坂倉準三 倉敷 設計事務所
                    1階ピロティ部を見る。左手奥に見えている屋外大階段・・いまは鉄骨造ですが、もともとはコンクリート造、打放し仕上げ・・だった様です。

                    山口県立博物館 坂倉準三 倉敷 設計事務所
                    1階ピロティ部、ビビットな天井の色彩。もともとのデザインがこの色であったのか・・どうかは分かりませんが・・goodです。

                    山口県立博物館 坂倉準三 倉敷 設計事務所
                    1階ピロティ部より敷地奥を見る。敷地奥には春日山・・敷地の環境条件から導き出されたという建築形態のイメージは "敷地に架け渡された橋" 。


                     
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                      | 探訪・近代日本 | 15:39 | comments(0) | - | - | - |
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