
引き続き下地工事中の東広島市の「黒瀬の家」。
(上写真左) 玄関よりアプローチ通路を見る。漆喰塗り仕上げの下地であるモルタルを左官屋さんがコテで塗られています・・
(上写真中) モルタル塗りを近くで見る。下塗りモルタルと中塗りモルタルの間には壁全面にメッシュ状補強材を貼り、壁のクラック(ひび割れ)を防止する耐久性に優れた "ノンクラック工法"。
(上写真右) これはモルタルを塗り付ける為の金網状の下地材で「ラス」と呼ばれる金網。ラスにも「平ラス」「波ラス」等いくつかの種類があり・・これは「Wラス」。「Wラス」は金網だけでなく、縦横に張り巡らした力骨でさらに強くモルタルを補強できる上級な工法。漆喰塗り仕上げなので、下地はしっかりと。

(上写真左) リビングダイニングを見る。天井プラスターボードを張り、今は建具枠取付け工事がメイン。
(上写真中) 天井プラスターボードのジョイント部を見る。プラスターボードにもいくつか種類があり。ボード端部が「直角」でジョイント部が "突付け" となるスクエアエッジや、ボード端部が「角面取り」でジョイント部が "V字" となるベベルエッジ・・今回はボード端部が「テーパー」でジョイント部が 10cm巾程度で凹んだ状態となる "ジョイント工法用"のテーパーエッジ。左官塗りで仕上げる場合、ボードジョイント部には補強用の薄いジョイントテープを貼り、ジョイントパテを塗った後、こすって平滑に仕上げます・・これが一般的には "ジョイント工法"と呼ばれています。・・しかし、いくらこすっても完全な平滑にするのは難しい・・そんな場合にこのテーパーエッジを使った"ジョイント工法" が最適。でもなかなか上級な仕事なので・・通常はコストも考えベベルエッジのV地ジョイントを使って "ジョイント工法" とする事が多いです。
(上写真右) 室内を通る2階水廻り部の配水管にはしっかりと断熱保護材を巻いています。

(上写真) 外観を見る。外壁ガリバリウム張り仕上げ部もほぼ終了しました。