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倉敷の建築設計事務所トリムデザインのブログ
「建築探訪 144」- Gifu1

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

伊東豊雄さん設計の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」を探訪。市役所、市民会館、裁判所、税務署、警察署などが集まる岐阜市の中心市街地に建つ、2015年7月にOPENした・・2階全フロアを占める図書館を核に、1階には市民のためのギャラリーやホール、スタジオや交流センター、コンビニやスタバなどなども入った・・とても大きな複合施設。80m×90mという方形を2層重ねた、シンプルな構成の建物。

 

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

建物の周囲には・・並木道、せせらぎ、デッキテラス、広場なども設けられていて・・とてもいい感じでした。

 

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

1階エントランスホールを見る。床面に描かれた、各スペースへの方向を示す「丸サイン」が、視認性が高い&分かり易く・・goodです。

 

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

建物の中核である、図書館スペースのある2階へ・・大きな傘が!!!

 

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

全く壁のない、80×90mのワンルームの開架エリアに・・いくつもの「"グローブ"と呼ばれる巨大な傘」が、天井から吊られている、2階の眺めが圧巻です。そしてこの「うねっている木製天井」・・厚さ2cmの板で組み上げた「三角格子」を積層させたという天井!!!!! 凄いです!!!!!

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

"傘"はポリエステル製の布で出来ています。直径は8〜14m。

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

机中心のコーナー、ベンチ中心のコーナー・・性格やしつらえの異なる、それぞれのコーナーを覆う・・デザインの異なる"傘"が11個!!!

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

起伏のある床がオモシロイ・・小さな子供のいる親子中心のコーナー。

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

こんなに大きな傘ですが・・柱など下部からの支えはなし。本当に、上から吊っているだけです。

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

籐で編まれたgoodな椅子が並んだ・・視聴覚コーナー。

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

(上)2階カウンターのコーナー。外周に面した席も、たくさん用意されています。(下)1階、円形テラスに面したコーナーには、畳床もあり。

みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

とにかく、広い建物の内外あちらこちら・・変化のある様々な居場所に、たくさんの席と活動の場を、用意されていたのが・・印象的でした・・閉館時間も21時(閉館日は月1回)という、市民利用(岐阜市民は40万程で倉敷市と同規模・・)を優先した開館。"みんなの森"というだけは、ありました。

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    | 建築探訪・現代建築などなど | 16:25 | comments(0) | - | - | - |
    出雲の原さん

    JUGEMテーマ:アート・デザイン

    倉敷 建築 設計事務所 原浩二建築設計事務所 OPENHOUSE

    出雲で活躍されている原浩二建築設計事務所さんの設計された「灰色の家鵺」を訪れる。とてもgoodな外観を簡潔に表現すると、"焼杉板で覆われた大屋根” の建築。(写真が上手でなくてスイマセン・・原さん)

    全く個人的な根拠のない思いつきなんですが、焼杉板のテクスチャや色味というのは・・曇り空の方が似合うんだろうか・・(ふつう建築外観は快晴の方が絶対的に冴えるものだが) 曇り空な山陰の天候の下でも冴える建物外観・・山陰の天候まで意識して素材を選択されている原さんの力量なんだろうか !!!??

    (上写真)前面道路より見る・・開口の向こうには深い軒に覆われた半外空間の中庭的アプローチ空間。

    倉敷 建築 設計事務所 原浩二建築設計事務所 OPENHOUSE

    半外空間の中庭的アプローチ空間と・・ひと繋がりとなった内部土間スペースからダイニングキッチンを見る。土間スペースに架かるスチール製階段を上がった2階は個室階。半屋外中庭〜土間〜1階〜2階と全てがひと繋がりとなった空間構成が気持ち良く・・ディテールや素材選択などの細かな所までなるほどという工夫の効いた・・とても居心地の良い、落ち着ける住宅でした。

    ペンダント灯のもとで談笑されているのが原浩二さん(左側は倉敷の建築仲間である平野建築設計室の平野毅さん)・・色々とお話出来て楽しかったです。

     

    倉敷 建築 設計事務所 原浩二建築設計事務所 OPENHOUSE

    予定にはなかったのですが、原さんが突如、別の建物も案内してくださるとの事で・・「段々畑の家」を訪れる。こちらは新建築住宅特集(2014年10月号)にも掲載されていた住宅。タイトル通りに "段々畑" が・・外部と内部の関係を調整する重要な役割を担っており、それが建築そのものの重要な個性としてアイコン化しています。40cmごとの段々が5段、2mほどの高さとなった「段々畑」は大屋根と一体になりながら、周辺との関係性を遮りながらも繋いでいるのが・・この建築の大きなポイント。

     

    倉敷 建築 設計事務所 原浩二建築設計事務所 OPENHOUSE

    簡単に言ってしまえば、中庭型の住宅なんだけど・・その中庭の設え方が普通とは全然違っているところに、原さんの心意気、この建築への想いが・・たくさん詰まっているなぁと感じました。

    突如の訪問だったので・・「段々畑の家」のおうちの方は不在で、外部からの探訪だけとなりましたが・・とても素敵な住宅でした。敷地前の幹線道路から見える、とてもチャーミングでアイコニックな "段々畑と大屋根が一体となった外観" はもちろん素敵でしたが・・それよりも何よりも(灰色の家鵺も同様に)「内外共に個性のある建物を楽しんで・・暮らされているんだろうなぁ」というのが・・原さん設計の建物を訪れての感想でした。

    個人的には、原さんの作品の中でも"大屋根+焼杉"のシリーズが・・特に好き!!

     

     

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      | 建築探訪・現代建築などなど | 12:36 | comments(0) | - | - | - |
      建築探訪 NAITO's ARCHITECTURE
      高知 内藤廣 倉敷 設計事務所
      この包まれた感がいいなぁ・・あの見事な植物図鑑で知られる、日本植物学の神様・・"牧野富太郎"の記念館。新緑の季節の今、ぜひ訪れてみたい。「わたしは草花の精である」と自身で言い切れる程に・・植物の魅力に取り憑かれていた牧野先生。(以前の探訪blogで登場済み)
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        | 建築探訪・現代建築などなど | 10:34 | comments(0) | - | - | - |
        「建築探訪 130」-Osaka/茨木
        岡山 建築 設計事務所
        安藤忠雄さん設計の「光の教会」(1989)・・竣工からもう四半世紀!!!  学生の頃、大阪在住だったからなのか・・建築専門のメディアだけでなく一般向けの雑誌TVでも・・度々眼にする事が多かったANDOさん・・「建築家といえば=安藤忠雄」。関西ローカルの放送だったのか?・・この教会の建築工事に追ったTV番組もありましたよね。

        (下写真)18×6×8mの箱に、壁1枚だけ挿入という・・シンプルな構成。
        倉敷 建築 設計事務所
        安藤忠雄
        90年代に入ると公共建築などの大規模な作品にANDO建築はシフトしていくが・・建築史上、不朽の名建築と言っても過言ではない東邸('76)同様・・とても小さく/とても質素だけれども・・厳選/熟考/純化された・・素材、ディテール、空間構成、光、記憶・・見えないものをカタチへと変える、建築家/安藤忠雄の力が遺憾なく発揮されたであろう・・珠玉の小建築。  
        (上写真 左上) 開口部そのものが十字架という・・アイデアがこの建築の要。

        (下写真)十字架の開口部詳細。もちろんガラスが嵌まっていますが・・ANDOさん的には、ガラスは入れたくなかったそうです・・
        光の教会
        「あそこガラス入れたら、なんか・・ん〜難しいな。ないほうがええな」
        「別になくってもええの違うかなぁ。ちょっと寒いだけやろ。」
        「そらちょっと寒いわなぁ。だけどきれいや、なんか」
        「ガラスないほうが。パーっとするで」
           


        上記の言葉は、平松剛著「光の教会-安藤忠雄の現場」より・・さすがに「世界のANDO」な発言!! 大胆な提案!!・・光の教会('89)、こどもの館('89)、ライカ('89)、タイムズ('91)、水御堂('91)、姫路文学館('91)、大手前('92)、六甲2('93)・・80年代後半〜90年代前半、竣工したばかりの(力作揃いの)ANDO作品を数々探訪していた学生時代が・・懐かしい限りです。
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          | 建築探訪・現代建築などなど | 18:15 | comments(0) | - | - | - |
          「建築探訪98」-Tokyo/蒲田

          森山邸 西沢立衛
          SANAAの西沢立衛さんの設計による「森山邸」(2006) 。1〜5坪程度の小さな白い箱が10個・・ 敷地内に散りばめられた様な不思議な・・それまでになかった斬新なプランの集合住宅です。(上写真) 北側道路から見たところ・・箱と箱の間は土のままで庭のような、路地のような・・

          岡山 建築 設計
          10個の独立した箱で・・3軒が住まうかたちの集合住宅なので、複数の独立した箱とその箱間の屋外スペースが自分の住居エリアとなる・・個性的な住まい方。(上写真) 東側道路から見たところ・・

          倉敷 建築家
          敷地を囲う北側道路と東側道路は3〜4m程度の狭い道路。その道路に2階建ての住宅が、門扉塀もなく境界いっぱいまで・・向かいあって建つ形の住宅街の中・・ 建物ヴォリュームに対して比率の大きい開口。大開口の上、更にカーテンブラインド等もないので、生活空間が道路側に向かって・・まるでショーウインドウの様にOPENな状態。住まう方にそれなりの覚悟が必要な住まい。
          (上写真) 北側道路から見たところ・・

          倉敷 設計事務所
          「・・窓を大きくすると、周りが見え始め、動的関係が生まれる・・閉鎖的で一様な世界から、いろいろな生物が関係し合う、より多様な生物世界となっていく・・明るく開放的で透明であることが僕には必要であった・・今までのコミュニティがつくり出してきた風景とは形式的に違う、これからの風景に繋がっていく・・」  by西沢立衛
          (上写真) 北東側から外観を見る。 確かに、これまでのコミュニティや風景とは全く違う形式が・・いたって普通のどちらかと言えば懐かしい様な下町的な感じの住宅街の中に・・ 提示されていました。関係性や多様性というキーワードは建築に限らず・・どんなジャンルでも、今やコンテンポラリーなテーマとして重要な視点なんでしょうね・・

           
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            | 建築探訪・現代建築などなど | 10:52 | comments(0) | - | - | - |
            「建築探訪97」-Tokyo/芝浦
            芝浦のオフィス SANNA
            2010年には建築界のノーベル賞・・とも言われるプリツカー賞も受賞され、金沢にある21世紀美術館の設計でもよく知られた・・SANAAの妹島和世さんが設計された「SHIBAURA HOUSE」(2011) を訪ねる。残念ながらこの日は雨で・・写真がイマイチですが・・(上写真) 東南側から道路越しに外観を見る。5階建てのオフィスビルなのですが、隣の10階建てマンションと高さが同じです(1層あたりの階高が平均6mと普通よりかなり高いと言う事) 。

            SHIBAURA HOUSE    
            リビングと呼ばれる1階のスペース・・5m以上あるガラス張りの広い空間が、通りと繋がる様に開かれていました。この日は多摩美大による企画展の展示が行われていました。

            岡山 建築家
            ラウンジと呼ばれる2階のスペース。右手の吹抜けは1階から階段を介して2階と繋がり、左手の屋外テラス吹抜けも階段を介して3階へと繋がっていく・・ 

            岡山 建築設計事務所
            同じくラウンジと呼ばれる3階のスペース。右手の屋外テラス吹抜けは・・2階から階段を介して3階と繋がり、左手の屋外テラス吹抜けも階段を介して4階へと繋がっていく・・ 充分な天井高さがある各階が、さらに充分な高さのある吹抜けを介して、他階と繋がっていく構成の連続は・・ 建物内における伸びやかな空間の上下関係をつくり出していました。
             
            倉敷 建築設計事務所
            建物全体が全てガラス張りなので・・建物内における伸びやかな関係は、更に外部に対してもドンドン開かれて行く訳で・・ 部屋と部屋、建物と外部・・という空間を隔てる物が全て取り払われてガンガンに開かれていく・・ SANAAらしい空間。(上写真) 10mほどの高さがある・・3階の屋外テラス。上部4階の傘が見えるフロアが・・この建物を運営されているオーナーのオフイスとなっています。
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              | 建築探訪・現代建築などなど | 19:25 | comments(0) | - | - | - |
              「建築探訪 92」-Kagoshima
              岡山 建築 設計事務所
              九州のほぼ最南・・鹿児島県指宿市の海から程近い、緑豊かな広い敷地内にある・・槇文彦さん設計の「岩崎美術館」(1978) 。手前は同設計者による「岩崎美術館 工芸館」(1987)

              倉敷 建築 設計事務所
              (上写真 左) マッシヴで、"凸凹"した感じの東側外観・・ 鉄骨の"✙"で囲まれたBOX部分がエントランス・・エントランスから真っ直ぐに続く・・建物の一番高い部分はメイン階段の採光用・・建物はスキップフロアになっていますが・・基本的に地上1階。建物のイメージは地中海を見下ろすヴィッラ・・
              (上写真 右) 南側外観を見る。コンクリートBOXの上に載っている両側のガラスBOXは大展示室の採光用トップライト。南側外観には建物を小さく見せている・・ある工夫が施されています・・ 

               "凸凹"と"✙"が、この建築のモチーフ。
              鹿児島 槇文彦
              北側外観を見る。小展示室のコンクリートBOXの上にも採光用の"凸"が載っています・・窓は南を向いているので、こちらからは見えません。杉板型枠によるコンクリート打ち放し・・目地の取り方も細かくデザインされています。マッスなヴォリュームの大胆さに対して、杉板型枠のテクスチャーや目地割りは非常に繊細・・対比的な感じがgoodです。

              岡山 建築家
              (上写真 左) 玄関から入ってすぐのメイン階段を見る。左手に大展示室、奥に小展示室。高さのある吹抜け上部から光が差し込んでいます。
              (上写真 右) 大展示室からメイン階段を見る。左手に小展示室、右手に玄関。

              倉敷 建築家
              奥の小展示室へと階段を上がって行く途中の・・コルビュジェの「LC1」が4脚置かれている、中庭に面した休憩コーナー。窓のブラインドと床の敷物は必要なのか・・ない方が建築の構成の素敵な所がより際立つのでは・・

              岩崎美術館 指宿
              (上写真 左) 本館と工芸館を繋ぐ、水面に面した渡り廊下部を見る。
              (上写真 右) 屋根の板金納まり・・タテハゼ先端納まりが鋭い!!

              槇文彦 モダニズム
              (上写真 左) 本館から工芸館へ向かう・・ 杉板型枠コンクリート打放し壁に凹みをつくって・・照明。階段を上がると、水面に面した渡り廊下部です。
              (上写真 右) 壁から持ち出したスチールフラットバーと、細かな面取りを施した木の組合せによる手摺り・・人の手が直接触れる部分のテクスチャーは大事ですよね。


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                | 建築探訪・現代建築などなど | 09:46 | comments(0) | - | - | - |
                「建築探訪 91」- Oita
                岡山 設計

                大分県中津市郊外の丘陵地・・槇文彦さん設計の「風の丘葬斎場」(1997) 。
                槇さん設計の葬斎場なので、デザインがgoodで上品なのは当然な事として・・・とても市営の施設とは思えない、コストも空間もハイレベルな建物。敷地も公園のような感じで・・古墳群を含んだ広場もあり、とても広々としています。大きな構成としては・・形も機能も仕上も異なる独立した3棟(斎場棟、待合棟、火葬棟) と エントランス・・4つの要素を・・中庭や回廊を介しながら、通夜-葬儀-火葬-見送などのそれぞれの儀式性の高いシーンに適する様に・・うまく繋ぎ合わせて構成。
                (上写真左) 間口が広いエントランス車寄を見る。(上写真右) 格子奥の告別室へとつながるトップライトと柱の存在感が印象的なポーチを見る。

                倉敷 建築家
                (上写真) 庭園に面した大きな開口がある待合ロビーを見る。家具もポール・ケアホルムのPKシリーズ・・グレードが高いです。

                槇文彦 風の丘葬斎場
                (上写真) 待合ロビーの中心にある、存在感のある階段・・床から浮いた様に見える、重量感のあるコンクリート打放しの腰壁・・スチール製段板はコンクリート腰壁からのキャンチレバー。大きな円弧を描く吹抜け・・トップライトから光が静かに差し込んでいました。

                葬斎場という建物の性格からなのか・・ 「風の丘」は、他の槇作品では見る事があまりないくらいに・・素材の物質性が非常に強く表現されている作品。荒々しい目地仕上げのレンガ壁、表面に錆をまとったコールテン鋼、杉板型枠によるコンクリート打放しといった存在感の強いマテリアル・・ そしてその物質感を生かす、注意深いディティール・・・素材の物質性に意識を高めていく事で、シンプルで無機質なモダニズム建築でも、複雑性と多重性を潜ませた存在感を獲得しうるという事は・・ミースやアアルトも明らかにしてくれている訳だとは思いますが・・。

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                  | 建築探訪・現代建築などなど | 09:25 | comments(0) | - | - | - |
                  「建築探訪 89」Tokyo/本郷2
                  東京大学法学系教育棟
                  槇文彦さん設計の「東京大学 法学系教育棟」(2004)。正門から入ったすぐ右手、キャンパス内通りと本郷通りに挟まれた・・ 通りと平行に建つ、南北に細長い建物。鉄骨造4階建、外装はすべてガラスのカーテンウォール。天井高さ3.0mの室内と、0.8mの天井裏(床下) の繰り返しがよく分かる・・透明ガラスとブラストガラスを使い分けた・・東側外観をキャンパス内通りより見る。

                  岡山 建築 設計
                  キャンパス内通りより外観を見る。藤棚を挟んで、手前には安藤忠雄さん設計の「東京大学 福武ホール」(2008) 。大きな樹に囲まれたガラスBOX・・ ヴォボリュームを抑えた、控えめな存在。重厚な建物が多いキャンパス内にあってはやや異質な存在感。

                  槇文彦
                  建物内の廊下は細長い建物全体を貫いています・・キャンパス内通りと平行に約65m。床は御影石張り。壁天井はPB t=9.5+12.5 EP仕上げ。サッシ方立ての間隔は0.8m。

                  岡山 建築家
                  1階エントランスと階段を見る。階段の向こうには藤棚が見えます。エントランスと階段は細長い建物の両端に左右対称で配置。
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                    | 建築探訪・現代建築などなど | 11:57 | comments(0) | - | - | - |
                    「建築探訪 88」-Yamagata
                    岡山 建築 設計

                    山形県酒田市にある写真家土門拳の資料保存と展示の為に作られた・・1983年竣工の谷口吉生さんが手掛けられた初めての美術館・・「土門拳記念館」。(上写真) 池に沿って建てられた長い壁が印象的な・・抽象性の高い外観。ちなみに、池は新たに作られた人口池・・長い壁の右手がエントランス部分。中庭が見える長い壁の開口部の左手に突き出た四角いヴォボリュームが記念室と視聴覚室・・外部から内部まで、中庭を中心として動線がめぐる構成・・池に建物が浮いている姿を池越しに眺めると・・その様は宇治平等院の構成を思い起こさせます・・

                    倉敷 建築 設計

                    (上写真左) 長い壁の内側にあるアプローチ空間・・突き当たりには中庭。
                    (上写真右) エントランスまわりの外観を見る。外部内部ともに建物全体の構成は・・日本の伝統的な空間特性が強く意識された・・"見え隠れ" しながら、"奥"を常に感じさせる・・その後の多くの谷口建築につながっていく大きな特徴である・・回遊性が強く意識された構成。建築の意匠表現は・・来訪者と周辺環境との関わりや、鑑賞者の作品鑑賞を・・妨げる事のない様、極力抑えた簡潔なものとする事を意識されたそうです。

                    岡山 建築家
                    (上写真左) 外壁の出隅詳細を見る。外壁はポルトガル産花崗岩(シェニート・モンチーク)JP仕上げ。
                    (上写真) 縦長の窓を見る。下はFIXで上部が排煙用で開くのかなぁ・・コールテン鋼のようです。厳選された質の高い素材の選択も谷口建築らしい・・  

                    倉敷 建築家
                    (上写真左) エントランスホールを見る。奥に中庭。
                    (上写真中、右) エントランスホールに置かれている椅子の詳細・・ ケアホルム的なんだけど、ケアホルムではないよね? 誰のデザインだろうかこの椅子は?

                    しかしもう30年前の作品なんですねぇ・・古さを感じさせない建築ですよね。やっぱりモダニズム建築のシンプルさというのは持続的な永遠性・・クラシックな感覚に支えられているんだなぁ・・と改めて思いました。




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                      | 建築探訪・現代建築などなど | 10:27 | comments(0) | - | - | - |
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