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倉敷の建築設計事務所トリムデザインのブログ
「建築探訪 160」- Tokyo/ 下石神井

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倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

内藤廣さん設計の「ちひろ美術館・東京」(2002)を探訪・・東側外観を見る。アプローチ道路に面した東側外観は・・両翼を大きく広げた・・Wellcome!!な感じがgoodです。周辺は一般的な住宅が建ち並んでいる様なエリア・・もともとは作家である"いわさきちひろ"さんの・・自邸の一部を使って始められた美術館の建て替え・・

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

アプローチ道路から外観正面を見る。左右の2棟で挟み込む形・・2棟の間に駐車場、中庭、カフェテラスを配置。配置計画にも影響を与えている、建て替え前からある"大きなケヤキ"の存在が、建物を引き立てる・・右手の1階にエントランス。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

建物上部がフッ素樹脂塗装のSUS鋼板竪はぜ葺き。下部はコンクリート打放し。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

100mm間隔/9mm角のダブルの・・格子塀が素敵です。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

北棟1階のカフェより、中庭越しに南棟を見る。住居系の地域に建つ美術館・・(法規的な規制もある事からなのですが)ヒューマンスケールなヴォリュームによる構成が・・落ち着きます。リラックスできるアットホームな美術館・・

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

建物中央の連結ブリッジ部を見る。北棟2階の展示室2を出て、南棟2階の図書室へと向かう部分・・中庭に面した大きな開口を介して、建物全体との繋がりを常に感じられる空間構成がgoodでした。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

中央連結部の1階、中庭に面したカフェテラスを見る。基本的には以前の建物や庭の配置を踏襲しているそうだ・・多角形の小さなヴォリュームに分けた複数の棟を、中庭のある中央部で連結した、とても複雑な形の平面が・・多様な居心地を作り出していて・・とても魅力的。

 

倉敷 建築 設計事務所 建築家 内藤廣 いわさきちひろ 美術館

(上の館内サインは来館者が使用するエリアのみの表示なので、建物全体を正確には表していません。)

 

踏襲したからこその"形"なんだろうか・・新規から考えた形では、こうも自然に感じのいい不定形は作れなさそうな気がします・・。

 

 

 

 

 

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    | 探訪・現代建築など | 14:14 | comments(0) | - | - | - |
    「建築探訪 158」- Kurashiki

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    建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

    岡山県倉敷市にある、おしゃれなマスキングテープの会社としてよく知られているカモ井加工紙の工場・・とても広い敷地の中に、切妻屋根が何棟も並んだ風景・・どこにでもある様な古ぼけた工場群の一角が・・見事なリノベーションで"おしゃれな工場"に生まれ変わりました・・設計はTNA。

     

    建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

    まず最初にリノベーションされたのが、右側の建物・・もともとの建物のスケルトンである柱梁の間を"モルタル塗りの新しい外壁"で埋めた2階部分と、全てガラス張りとした1階部分と、で構成された・・"工場資料館(2012)"。次にリノベーションされたのが、左奥の建物・・腰回り全てを"半透明中空ポリカーボネート複合板"で覆った・・"第二製造工場倉庫(2013)"。

     

    建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

    次に新築されたのが、右側の建物・・外壁全体を半透明中空ポリカーボネート複合板で張られた四角い建物が・・"mt新倉庫(2016)"。同じポリカーボネート製の外壁でも・・新倉庫の方が透明感が高い様に見えます。2棟のリノベーションと1棟の新築・・

     

    建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

    "3棟共"に共通しているのは・・工場や建物の歴史、これからの在り方、敷地や周辺を含めたコンテクスト、などなどを丁寧に読み込みながらも・・その解答が驚くほどシンプル!!。外観はもちろん・・プランや構造、マテリアルやディテールも含めて・・驚く程の見事な"シンプリシティ"。(上写真)「第二製造工場倉庫」と「mt新倉庫」の間の通路が・・未来チックに見えてgoodです。

     

    建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

    (工場資料館の1階を見る。屋内だけど広場のようなスペース。)

    "もともと"から開いていた2階床の開口に向けて・・1階床から8本の新設柱(100角の無垢材)が伸びる。余計な物を一切排除していきながら、既存部分の存在感を際立たせる・・とてもシンプリシティな発想ながら、精緻な設計により・・見事なリノベーション。

     

    建築探訪 岡山 倉敷 建築設計事務所

    (工場資料館の2階を見る。様々な資料が置かれた展示室。)

    1階床に突き刺さった8本の細長い柱で・・支えられた2階の屋根が「見事に浮いています!!」・・広い広い工場敷地の中で、この2階だけ・・空気感の違う"新しい場所性"が獲得されていました・・素敵な展示室。(もともとは鉄骨スレート葺きの切妻屋根!!)

     

     

     

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      | 探訪・現代建築など | 17:55 | comments(0) | - | - | - |
      「建築探訪 156」-クリエイティブTOWN岡山 その2

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      倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

      (第1期を見る。)

      緩やかな・・起伏のある緑化された敷地の中を、幾つものスロープやブリッジが巡る・・風景が印象的。高低差のある敷地でありながら「よう壁による"ひな壇造成"」という安易な手法を選択しなかった事が・・計画地全体にとても伸びやかなイメージを与えている「倉敷市営中庄団地」を探訪。第1期部分(2000)の設計者は・・新居千秋さん。

      倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

      (第1期を見る。)

      徒歩で、表側から訪れた印象では・・駐車場や駐輪場が、あまり目立たない感じ・・各棟の近接した場所に分散して・・その様なスペースを配置・・goodでした。

      倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

      (第1期を見る。)

      十二分に採光確保ができる・・住棟間隔が公営ならではの"ゆとり"。バルコニー部が目立たないデザインも・・goodな感じ。スロープやブリッジで敷地内を巡っていると・・なんか愉しい感じ。地上レベルの遊歩道を歩いていると・・弧を描いたスロープが頭上をかすめて横断していきます・・

      倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

      (第1期を見る。)

      住棟のヴォリュームは細かくスリットで分節・・そのスリット部毎に各戸へのアプローチ階段を設置する事により・・建物が与える圧迫感を減じたヒューマンスケールなヴォリュームに落とし・・各部に"抜け"を作り出しています。

      倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

      (第2期を見る。)

      第1期同様「緩やかな起伏のある敷地」と「スロープ&ブリッジが巡る風景」が印象的。第2期部分(2004)の設計者は・・元倉真琴さん。

      倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

      (第2期を見る。)

      隣棟間隔の広い各棟を各層ごとの水平ブリッジで繋ぐという・・集合住宅の形としては"あまり見ない感じ"が・・goodでした。

      倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

      (第2期を見る。)

      水平に積層されたブリッジの存在感がハンパない!!・・少し"イタリアン・アバンギャルド"な感じで・・"テラー二"っぽい?

      倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山 集合住宅

      (第2期の西側5棟を見る。)

      2期の敷地は、道路により「東側8棟と西側5棟」に分断されているのが、やや残念な感じでしたが・・判子で押した様な、どこかで見た様な、どこにでもある住環境ではなく・・ここにしかない住環境が愉しい・・"建築の経済効率的な側面"からだけではない、建築への評価/チャレンジ・・「クリエイティブTOWN岡山」のような意欲のある街づくりの事例が・・今後またいつか・・継続していく事を期待したいです。

       

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        | 探訪・現代建築など | 10:20 | comments(0) | - | - | - |
        「建築探訪 155」-クリエイティブTOWN岡山 その1

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        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        いまから25年ほど前「クリエイティブTOWN岡山」という事業が、岡山県で行われました・・当時の岡山県知事が、熊本県で行われていた"熊本アートポリス"という街づくりの・・建築的文化性に感銘を受けられ、岡田新一さんにコミッショナーを依頼するところからから始まり・・その事業の第一号として完成したのが・・この「岡山県営住宅中庄団地」。(第3期の中庭より見る。デコンストラクション風?・・"90年代的デザイン"な橋がチャームポイント)

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (1期の西側外観を見る。)建築景観や建築文化の向上を目的とした事業「クリエイティブTOWN岡山」・・そのスタートとなる、第1期部分(1992)の設計者に指名されたのが・・丹田悦雄さん。

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (1期の西側外観を見る。)道路と河に沿って50m近く・・1期から3期まで、何棟もの住棟が曲折しながら連結していく全体の配置・・その全体に渡って「ペデストリアンデッキ」が・・棟間を縫う様に貫ぬいている。ややラビリンス的な構成が特徴・・全体性がハッキリしていて、誰でもその構成が一目瞭然なステレオタイプなマンションとは、一線を画したプラン。その"一見さんお断り的"な雰囲気に距離感を感じる人も多そうですが・・

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (1期の東側外観を見る。)穴の開いた鮮やかな彩色衝立壁と、コンクリート打放しの組み合わせが80年代的(早川邦彦の80年代後半の集合住宅"ラビリンス"や"アトリウム"を思い出さずにはいられません・・)。パラパラと多様なエレメントが混在&連節しているデザインも80年代的な空気感・・でgoodです。

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (1期の東側ペデストリアンデッキを見る。)各戸が自由に植栽を並べられる、余裕のある通路幅を確保・・

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        1期の東側ペデストリアンデッキから西側ペデストリアンデッキへと抜ける棟間のスリット部を見る。パラペットに架かる"丸い屋根"がgoodです・・

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (1期の西側ペデストリアンデッキを見る。)各戸の玄関先にペデストリアンデッキに向かって「開いた窓」と「縁側的スペース」が設えられている・・のがチャームポイント。

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (1期の西側ペデストリアンデッキを見る。)中空に架かる橋を渡ると・・1階に降りる事なく、そのままデザインの全く違う住棟へと移動が出来ます・・いくつもの「スリット」「ブリッジ」「ペデストリアンデッキ」を抜けて1期から2期へと巡る・・

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (2期の3階通路を見る。)各戸が向かい合わせになっている屋外通路・・1階に見えますが、これは3階・・中廊下型になっているのですが、屋根がないので、"開放廊下"な感じ。こちらの住棟・・第2期部分(1996)の設計者は阿部勤さん・・

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (2期の3階通路を見る。)こちらの住棟も同様・・各戸の玄関先、通路側に向かって「開いた窓」と「縁側的スペース」が設えられている・・

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (2期の中庭より見る。)地上の住棟間中央部を、遊歩道のような中庭のようなスペースが貫通する・・上空には、3階レベルの住棟間通行に使用されるブリッジが架かる。各戸の玄関先にはコンクリートの衝立壁、植栽やパーゴラなどが設えるられています。

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (2期の中庭より見る。)2期から3期へと渡るブリッジ・・このブリッジは道路上を跨いでいます。3期の中央部には、この地域では珍しい・・高層棟が聳え立つ。

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (2期と3期の間に架かるブリッジより見る。)こちらの住棟・・第3期部分(1998)の設計者は遠藤剛生さん・・一目で遠藤さんの集合住宅だ!!という感じ。設計者である遠藤さんの地元である関西では、この様なスタイルの「遠藤さん集合住宅」は・・あちらこちらで見かけます。

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山

        (3期の中層階通路より見る。)こちらの3期も2期と同様・・住棟間地上部には、遊歩道のような中庭のようなスペースが貫通。1期から3期に渡る広い敷地、デザイナーが異なる住棟間を・・2つの全く異なるルートで探訪してみました・・

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山  集合住宅

        1つ目は、地上部の敷地全体を貫通する遊歩道のような中庭スペースから。

        2つ目は、全ての住棟を繋ぐ空中迷路のようなペデストリアンデッキから。

        実際に住んでいる人達と、僅かな時間だけ滞在する来訪者とでは・・感想を述べる視点の深度が異なるとは思いますが・・「愉しい集合住宅」でした。

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山  集合住宅

        探訪の最後に・・"3期の高層棟"から、全体を見渡して・・みました。手前に、3期(南側)から2期の住棟へと渡るブリッジが見えます。上空からだと・・2期の切妻家型の「うねる様な配置」と「3階開放廊下」の感じが・・よく見えます。その奥には「1期」が見えます。

        倉敷 建築設計事務所 岡山 中庄団地 クリエイティブTOWN岡山  集合住宅

        (3期から東側を見る。)「岡山県営住宅中庄団地」は・・通常の県営住宅とは全く違う作り・・他にはない個性的な住環境。判子で押した様な・・どこかで見た様な、どこにでもある住環境ではなく・・ここにしかない住環境が愉しい・・"建築の経済効率的な側面"からだけではない、建築への評価/チャレンジ・・「クリエイティブTOWN岡山」のような意欲のある街づくりの事例が・・今後またいつか・・継続していく事を期待したいです。(正面の奥に見えている一群は「倉敷市営中庄団地」。)

         

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          | 探訪・現代建築など | 10:30 | comments(0) | - | - | - |
          「建築探訪 154」-Aichi 8

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          倉敷 建築 設計事務所 建築家 隈研吾 両口屋

          インパクトのある"ガリバリウム鋼板立平葺き"の大屋根が目を引く、名古屋の老舗和菓子店・・「両口屋是清 東山店」を探訪。設計は隈研吾さん。4階建てのヴォリュームを大屋根で包み込んだデザイン。

          両口屋 隈研吾 建築 探訪 建築設計事務所 岡山 倉敷

          大きな軒下のアプローチ部を見る。1階部分は軒が深い開放的なつくり。鉄部の仕上げは、隈建築ではお馴染みの"溶融亜鉛メッキリン酸処理"。

          両口屋 隈研吾 建築 探訪 建築設計事務所 岡山 倉敷

          鉄骨の独立柱が支える開放的なつくりの1階は、販売店舗。折り上げられた木製ルーバーの天井がが2階へと繋がる。

          両口屋 隈研吾 建築 探訪 建築設計事務所 岡山 倉敷

          2階は飲食スペース。隈建築ではお馴染みの"不燃木製ルーバー"によるデザイン。テーブルや椅子もスチールと木を使ったオリジナルのようです。

          両口屋 隈研吾 建築 探訪 建築設計事務所 岡山 倉敷

          1階アプローチ部の軒裏が”透けて”いて・・2階から1階の庭が"下地窓"的に見えるのが面白い。入って来る時は意外と気付かなかった・・

          両口屋 隈研吾 建築 探訪 建築設計事務所 岡山 倉敷

          もう一度、帰り際に外から見返して・・よくよく目を凝らすと、たしかに軒裏が・・"透けて"います。

           

           

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            | 探訪・現代建築など | 22:14 | comments(0) | - | - | - |
            「建築探訪 151」-Aichi 5

            JUGEMテーマ:アート・デザイン

            岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

            妹島和世さん設計の・・「豊田市生涯学習センター」(2010)を探訪。愛知県の豊田市と言えば、こちらの建築が有名だが・・この建築もオモシロかった。少し郊外で時間が掛かったが・・愛知県の建築探訪のラストに来て・・goodでした。「フラットに積層する3層」が「上下で微妙にズレている」のがポイント・・外壁はほとんどガラス。

             

            岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

            外壁は"うねるガラス"・・厚さ20〜24mmの倍強度ガラス!!!。主体構造は鉄骨造。平面形はいわゆる"アメーバのようなグニャグニャとした形"・・"各層で異なる"グニャグニャとした外形ラインに囲われ・・"ほぼ正円形"の各室が各層で漂っている感じ。1階に多目的ホール・図書室・事務所、2階に会議室✕3、3階に講習室✕3、という建物。

             

            岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

            外壁だけでなく・・各室を区切る"間仕切壁も曲面ガラス"。さらに階をまたいで連続する部屋もあるので・・この空間の連続感は"写真では実感がない"と思いますが・・断面的な上下の繋がりは"こちら"の建物に近いが・・開口部や間仕切壁部に「方立て」などが無い分、その効果がとても大きく・・"抜け"と"透け"が、この建物の方が際立っています。

             

            岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

            内外にわたり、ガラスの曲面で構成された建物の中で・・白く浮かんだヴォリュームは「トイレやエレベーターが収まっている」スペース。その壁は”9mmの鋼板"で出来ていて・・耐震壁になっているそうだ。「20mmのガラス/外壁」と「9mmの鋼板/間仕切壁」・・1/50の図面で描くと「0.4mm」と「0.18mm」の線・・各階500(150坪)程度の建物だが・・柱は直径100mm程度でスパンは普通の6m前後・・なかなか色々と普通では出来ない構成

             

            岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

            3階のテラスより見る。コンクリートパネル敷きの半屋外スペースの中に・・「白い曲面で囲われた丸い部屋」と「ガラス曲面で囲われた丸い部屋」が並ぶ。「不整形グニャグニャ平面」と「フラット床積層」の対比が効果的で・・シンプル単純でありながら、とても現代的で、キレがある・・さすがの"妹島さん"という建物でした。

             

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              | 探訪・現代建築など | 08:46 | comments(0) | - | - | - |
              「建築探訪 148」-Aichi 2

              谷口吉生 茶室 豊田市美術館 倉敷 建築設計事務所

              程良く高さを抑えた塀の向こうに見える佇まい、豊田市美術館の敷地内にある「一歩亭」。設計は美術館と同じ・・モダンデザインだけでなく数寄屋デザインも巧みな・・谷口吉生さん。広間と立礼席のある茶室建築・・妻面の真下部分がメインエントランス。

              谷口吉生 茶室 豊田市美術館 倉敷 建築設計事務所

              南側外観を見る。柱に支えられた、薄い庇下・・両引分け戸のメインエントランスが見えます。非常に寡黙・・無駄のない佇まい。

              谷口吉生 茶室 豊田市美術館 倉敷 建築設計事務所

              線材によるシンプルな構成美が・・goodです。床の石材は、美術館でも多く使われているグリーンスレート。

              谷口吉生 茶室 豊田市美術館 倉敷 建築設計事務所

              建物をぐるりと囲う軒下空間、いい感じです・・

              谷口吉生 茶室 豊田市美術館 倉敷 建築設計事務所

              折れ曲がりながら伸びていく・・東側の軒下空間。右手に別棟の茶室あり(三畳台目と一畳台目の席がある"豊祥庵")。

              谷口吉生 茶室 豊田市美術館 倉敷 建築設計事務所

              東側外観を見る。水平に低く伸びる日本的な佇まいがgoodです。メインエントランスのある南側の軒下空間が・・そのまま東側まで廻ってくる・・

              谷口吉生 茶室 豊田市美術館 倉敷 建築設計事務所

              軒先を見る・・板金(唐草)と板(広小舞)の間が、空いてるのが興味深い。

              谷口吉生 茶室 豊田市美術館 倉敷 建築設計事務所

              谷口吉生 茶室 豊田市美術館 倉敷 建築設計事務所
              豊田市美術館を訪れた際には、見落としたくない谷口吉生さんの数寄屋建築・・ジャパニーズ・モダンの最高峰を設計した父親ゆずりの巧みさ。

              (上写真、立礼席を見る。)

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                | 探訪・現代建築など | 18:49 | comments(0) | - | - | - |
                「建築探訪 147」-Aichi

                倉敷 建築 設計事務所 豊田市 美術展 谷口吉生

                開館から22年経っても・・"いつまでもモダン"な「豊田市美術館」。"美術館博物館"建築のマイスター・・谷口吉生さんによる設計。高台となった大きな人工池に面して配された「直方体の建築」。右手の本館とテラスを挟んで、左手に建つ別棟は"高橋節郎館"。その他、別棟で茶室建築(もちろん谷口吉生さんの設計)も有ります。長大な門型フレームが効いています。

                 

                倉敷 建築 設計事務所 豊田市 美術展 谷口吉生

                谷口吉生さんのミュージアムと言えば・・「丸亀市猪熊弦一郎美術館」「土門拳記念館」「東京国立博物館宝物館」「ニューヨークMoMA」「京都国立博物館平成知新館」などなど。セラ、ルウィット、ビュレンなどの外廻りに置かれたミニマルな彫刻作品もgoodです。西側より見る・・門型フレームの向こうに、左よりアルミ張り、ガラス張り、石張りと、素材を変えた直方体が綺麗に並ぶ。

                 

                倉敷 建築 設計事務所 豊田市 美術展 谷口吉生

                谷口さんの好きなグリーンスレートの石で覆われた・・大きな門型フレームで区切られたエントランスコートを見る。広い敷地に施された、外構デザインはシンプルですが、手が込んでいます・・デザインは世界的なランドスケープデザイナーのピーター・ウォーカー。

                 

                倉敷 建築 設計事務所 豊田市 美術展 谷口吉生

                エントランスが、いつも控え目な谷口建築・・(エントランスは写真中央部に見える庇部のところ)大きな外部空間から建物内に入る時、ググッと一度スケールを絞り込むのは・・谷口さんの好きな手法。

                 

                倉敷 建築 設計事務所 豊田市 美術展 谷口吉生

                エントランスコートを見る。この日は快晴、スクエアな建築のエッジが際立ちます。"東山魁夷展"の開催中ですが・・右手の四角い壁面に貼られた展覧会用のサイン、これが建物とどうも調和していない様な・・

                 

                倉敷 建築 設計事務所 豊田市 美術展 谷口吉生

                建物を覆う"ガラスの大壁面"。しかしながら、谷口建築はいつもいつも・・どこを見に行っても、気持ちいいくらいに・・"キチッと"納まっている。

                倉敷 建築 設計事務所 豊田市 美術展 谷口吉生

                2階通路部を見る。内側から見た"ガラスの大壁面"・・もちろん内外の2重ガラスで構造体を囲った壁です。2階の通路部分は、コスースの壁面グラフィックと、ホルツァーの電光掲示板を、設えた常設のギャラリースペース。

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                  | 探訪・現代建築など | 17:26 | comments(0) | - | - | - |
                  「建築探訪 145」-Okayama5

                  岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

                  大きなイチョウ並木に沿う様に、街にそっと置かれた建物の配置と・・周辺に対してシームレスに繋がっていく開放的な佇まいが・・印象的な「Junko Fukutake Terrace」。岡山大学キャンパス内に建てられたカフェ・・"地域に開かれた施設"の姿は、建物の寄贈者であり、残念ながら今年の2月に亡くなられた、故福武純子さんの思いから。

                   

                  岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

                  長手の立面を見る。断面的な「屋根のうねり」が、この建築のチャームポイント。水面の揺らぎの様に・・流れる屋根のラインが、とても素敵な建築。小さな建築ですが・・よくよく見ると、さすがのプリツカー賞建築家による建築・・という感じで凄いです。

                   

                  岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

                  林立する細い柱」も、この建築のチャームポイント。

                   

                  岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

                  大きな樹木を避けながら"うねった屋根"は、平面的にもアメーバーのような不定形・・建物の構成としてはシンプルだが、工事は難しそうだ。

                   

                  岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

                  外部の屋根は「12mmの鉄板にフッ素樹脂塗装」のみ。1/50の断面図で作図をしたら、屋根の厚みの作図部分は「0.24mmの線が1本」だけという・・嘘のような断面図になってしまいます。

                   

                  岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

                  カフェ客席より、厨房やトイレなどが入ったコア部を見る。内部天井の仕上げはプラスターボード張り。床の仕上げはコンクリートに撥水剤のみ。

                   

                  岡山 建築 SANAA  倉敷 設計事務所

                  自然に人が入ってこられる、地域の一部となった、まちなかの公園のような大学のカフェ・・日本を代表する建築家ユニットSANNAの設計により、2014年に完成した現代建築の秀作。


                   

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                    | 探訪・現代建築など | 16:18 | comments(0) | - | - | - |
                    「建築探訪 144」- Gifu1

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    伊東豊雄さん設計の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」を探訪。市役所、市民会館、裁判所、税務署、警察署などが集まる岐阜市の中心市街地に建つ、2015年7月にOPENした・・2階全フロアを占める図書館を核に、1階には市民のためのギャラリーやホール、スタジオや交流センター、コンビニやスタバなどなども入った・・とても大きな複合施設。80m×90mという方形を2層重ねた、シンプルな構成の建物。

                     

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    建物の周囲には・・並木道、せせらぎ、デッキテラス、広場なども設けられていて・・とてもいい感じでした。

                     

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    1階エントランスホールを見る。床面に描かれた、各スペースへの方向を示す「丸サイン」が、視認性が高い&分かり易く・・goodです。

                     

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    建物の中核である、図書館スペースのある2階へ・・大きな傘が!!!

                     

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    全く壁のない、80×90mのワンルームの開架エリアに・・いくつもの「"グローブ"と呼ばれる巨大な傘」が、天井から吊られている、2階の眺めが圧巻です。そしてこの「うねっている木製天井」・・厚さ2cmの板で組み上げた「三角格子」を積層させたという天井!!!!! 凄いです!!!!!

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    "傘"はポリエステル製の布で出来ています。直径は8〜14m。

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    机中心のコーナー、ベンチ中心のコーナー・・性格やしつらえの異なる、それぞれのコーナーを覆う・・デザインの異なる"傘"が11個!!!

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    起伏のある床がオモシロイ・・小さな子供のいる親子中心のコーナー。

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    こんなに大きな傘ですが・・柱など下部からの支えはなし。本当に、上から吊っているだけです。

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    籐で編まれたgoodな椅子が並んだ・・視聴覚コーナー。

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    (上)2階カウンターのコーナー。外周に面した席も、たくさん用意されています。(下)1階、円形テラスに面したコーナーには、畳床もあり。

                    みんなの森 ぎふメディアコスモス 倉敷 建築設計事務所 

                    とにかく、広い建物の内外あちらこちら・・変化のある様々な居場所に、たくさんの席と活動の場を、用意されていたのが・・印象的でした・・閉館時間も21時(閉館日は月1回)という、市民利用(岐阜市民は40万程で倉敷市と同規模・・)を優先した開館。"みんなの森"というだけは、ありました。

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                      | 探訪・現代建築など | 16:25 | comments(0) | - | - | - |
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