t/rim design

倉敷の建築設計事務所トリムデザインのブログ
前川國男の図面と椅子。

岡山 前川國男 近代建築 倉敷の設計事務所

今年8月3日〜7日の間に開かれる"建築家のしごと展3"の打合せで・・"天神山文化プラザ" を伺う。天神プラザさんにお願いして、古い設計図(日付は昭和36年2月20日・・55年前!! )を拝見させて頂きました。昔の図面はこんなに青いのです・・ひと昔前は設計図の事を、青図と言っていた様に・・青地に白線、これが建築家の図面。建築探訪ワークショップの準備として・・興味深く図面を見させて頂いた作業は、t/rim designの大きい方が。

 

岡山 前川國男 近代建築 倉敷の設計事務所

こちらは「天神プラザ」がまだ「岡山県総合文化センター」だった頃に、図書室で使われていた椅子。細かな寸法や納まりをスケールで測りながら・・いろいろと学ぶ。今回の展覧会のテーマでもある「建築を知る」にも繋がる・・こちらの作業は、t/rim designの小さい方。いろいろと楽しく学べた1日でした。(天神プラザさんのご協力に感謝)

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    | 日常・お知らせ | 22:07 | comments(0) | - | - | - |
    「建築探訪 139」-Finland 24 / ALVAR AALTO 19

    エンソ・グートツァイト アアルト 北欧建築 倉敷の設計事務所

    アルヴァ・アアルト設計・・1962年に建てられたフィンランド企業の本社社屋「エンソ・グートツァイトビル」。港を望むヘルシンキ市の中心部にあり、大聖堂(上写真の左端)のある歴史的街区からも近く、港側には旅行客にも人気の市場も・・(上写真)東南側から見る。地下1階、地上6階、社員食堂のある最上階は少し外壁を後退させ・・屋外テラスのスペース設けている。

     

    エンソ・グートツァイト アアルト 北欧建築 倉敷の設計事務所

    建物の整然とした印象の、決め手となっている・・奥行きのある、大理石張りの格子フレーム。縦桟の方が僅かに横桟より突出している事や、斜め部分の石張がフラット部分の石張よりも突出している事など・・細かなディテールへの配慮が、外観をキリリと引き締めている・・

     

    エンソ・グートツァイト アアルト 北欧建築 倉敷の設計事務所

    (上写真)格子フレームの下部がスパッと"切られて"終わっている・・デザイン処理が面白い、北側外観を見る。新古典主義で建てられた周辺に建つ・・市庁舎、大統領官邸、最高裁判所などの公共建築群や、隣接する大寺院との・・景観的な関係性に細心の注意を払い、計画は練られたそうですが・・建設当初は"風景を台無しにした"と酷評されたそうです・・(いつの時代、どこの場所でも、新しい建物に・・世間様は厳しい)

     

    エンソ・グートツァイト アアルト 北欧建築 倉敷の設計事務所エンソ・グートツァイト アアルト 北欧建築 倉敷の設計事務所

    北欧では・・ある程度の規模がある、この様なビル物でも"木製建具"を使用・・建物は50年以上経ってるが、窓を交換した様子もないので・・この"味のある"感じは、おそらく50年以上前のオリジナルかと・・イイ感じです。

     

    エンソ・グートツァイト アアルト 北欧建築 倉敷の設計事務所

    エンソ・グートツァイトビル アアルト 倉敷 設計

    エントランスのある、1階の西側ピロティ部を見る。建物正面などの目立つ場所ではなく・・目立たない場所に、ググッと高さを抑えた、エントランス部・・そしてピロティ下で、黄金色に輝く"味のある"金属製建具・・イイ感じです。

     

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      | 建築探訪・Finland | 17:21 | comments(0) | - | - | - |
      天神山文化プラザの・・下見。
      岡山天神山文化プラザ 前川國男 建築探訪 近代建築 倉敷の設計事務所
      今年8月3日〜7日の間に、"岡山市の天神山文化プラザ" で開かれる「建築家のしごと展3」の打合せで・・「しごと展」の委員長である平野建築設計室の平野毅さんと・・"天神山文化プラザ" を伺う。
      昨年同様・・建築探訪担当はt/rim design。言うまでもなく・・"天神山文化プラザ"は、日本近代建築の巨匠"前川國男"の設計による、近代建築の秀作。 

      岡山天神山文化プラザ 前川國男 建築探訪 近代建築 倉敷の設計事務所
      非常に丁寧な対応で、時間をたくさん掛けて・・天神山文化プラザのスタッフの方が、普段では見られない箇所まで色々と・・案内して下さり。貴重な話も色々と伺う事が出来・・ただただ楽しかったです。
      (上写真)オリジナルの色使いが残っていると思われる、屋上出口を見る。前川國男の師匠であるル・コルビュジエの色彩感覚を感じます・・

      岡山天神山文化プラザ 前川國男 建築探訪 近代建築 倉敷の設計事務所
      建物外部から内部、さらに屋上まで・・前川建築を堪能堪能。この経験を活かして、8月の"建築探訪"が・・より有意義なものとなる様に・・探訪プランをこれから熟考。&前川建築についても・・もっと勉強をしなければ。
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        | 日常・お知らせ | 22:40 | comments(0) | - | - | - |
        「桂離宮」
        わたしの本棚 ブルーノ・タウト 桂離宮 倉敷の建築設計
        お気に入りの本、ブルーノ・タウトの「桂離宮」・・"永遠なるもの" や "日本建築の世界的奇蹟" など8つの小論。桂離宮や伊勢神宮、孤篷庵や日光などの探訪日記。そして”桂離宮の回想” と題された書帖・・タウトの建築探訪 - 絵日記!!!

        「DA DENKT DASAUGE」 (ここでは眼が思惟する) との言葉と共に27枚の書帖は始まり・・探訪ルートの順のまま、筆による言葉と絵で、探訪が回想される。タウトの感動を、タウトの言葉&筆画という低解像度の情報で・・再トレースするという。アナログな感じがとても楽しい本
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          | わたしの本棚 | 10:15 | comments(0) | - | - | - |
          建築探訪 Scarpa's ARCHITECTURE
          岡山 設計 スカルパ 
          建築の隅々まで、どんな箇所の1mm1mmまで、マテリアルそれぞれの肌理まで・・本当に些細なディテールの工夫と積み重ねで、素晴らしい建築は出来上がる。ディテールの連鎖が建物全体を覆う・・Carlo Scarpa の Brion Family Tomb (以前のblogで登場済み)      
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            | 建築探訪・Italia | 09:59 | comments(0) | - | - | - |
            「建築探訪 138」-Finland 23 / ALVAR AALTO 18

            アアルト建築 北欧デザイン 倉敷の設計事務所
            アアルト設計の「ラウタタロ(1955)」を探訪・・ヘルシンキ市内の中心地に建つ8階建ての商業ビル。まだ陽が昇り始めたばかりで、人もまばらな・・早朝に市内を散歩しながらの探訪・・ラウタタロとは"鉄の家"の意味・・建物のクライアントはフィンランド鉄鋼業者連盟。

            アアルト建築 北欧デザイン 倉敷の設計事務所
            格子グリッドのカーテンウォール、規則正しく並んだ窓・・ガラスに映っている建物の様に、周辺には赤煉瓦のビルが多く・・右隣には、ヘルシンキ中央駅の設計者でも知られる・・エリエル・サーリネンの設計による赤煉瓦のビルも在り。
            アアルト建築 北欧デザイン 倉敷の設計事務所
            格子グリッド内の1モジュールの構成は、垂壁+換気窓+FIX窓。FIX窓と換気窓を分けるデザインは・・こちらでも、あちらでも、見られる・・いつものアアルトデザイン。
            アアルト建築 北欧デザイン 倉敷の設計事務所
            道路に面した玄関扉を見る。銅製外壁の質感とオリジナル照明器具の感じが・・goodです。
            アアルト 倉敷 建築設計事務所
            訪れたのは、日本に帰国する当日の早朝・・(まだ建物はオープンしていなかったので)表玄関からガラス越しに、中を見る。このメイン階段を上がった2階には・・正円型トップライトが整然と並んだ、有名な"吹抜けホール"が在り・・雰囲気としては、以前にも探訪blogでも紹介した・・アカデミア書店のスペースと似た感じだそうだが(出来たのはこちらがずっと先)・・中に入ってみたかったが・・残念。





             

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              | 建築探訪・Finland | 17:27 | comments(0) | - | - | - |
              建築探訪 NAITO's ARCHITECTURE
              高知 内藤廣 倉敷 設計事務所
              この包まれた感がいいなぁ・・あの見事な植物図鑑で知られる、日本植物学の神様・・"牧野富太郎"の記念館。新緑の季節の今、ぜひ訪れてみたい。「わたしは草花の精である」と自身で言い切れる程に・・植物の魅力に取り憑かれていた牧野先生。(以前の探訪blogで登場済み)
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                | 建築探訪・現代建築などなど | 10:34 | comments(0) | - | - | - |
                建築探訪 SAKAKURA's ARCHITECTURE
                呉市庁舎 近代建築 保存 倉敷の建築設計
                最近、取り壊されてしまったらしい呉市庁舎・・もう一度、オリジナル(濃青色タイルとコンクリート打放しの対比)の姿を見たかった・・こんな味のある建築を壊したのは、もったいない残念。(以前の探訪blogで登場済み)
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                  | 建築探訪・近代日本 | 10:19 | comments(0) | - | - | - |
                  建築探訪 TANGE's ARCHITECTURE
                  丹下建築 倉敷 岡山 建築設計
                  それにしても垂木が薄い、腕木も2本に分けてあるし、何度見てもgood です、香川県庁舎。丹下建築の中でも出来栄えも保存状態もバツグンです!! (以前の探訪blogで登場済み)
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                    | 建築探訪・近代日本 | 15:06 | comments(0) | - | - | - |
                    「建築探訪 137」-Finland 22 / ALVAR AALTO 17
                    アアルト建築 セイナッツアロ 倉敷の建築設計
                    アルヴァ・アアルト設計の「セイナッツアロの村役場('52)」を探訪。元々は・・小さな建物ながら会議場、図書館、オフィス部、居住部、店舗部などなどの複数機能が1つの建物の中に構成されていた、人口3000人の湖に浮かぶ小さな島の為に建てられた建築・・現在は役場/図書館の機能のみ。戦前の「白いモダニズム建築」の旗手としての "白いアアルト" から脱した・・戦後の "赤いアアルト" としての出発点となった・・アアルトの代表作。「レンガマッスなヴォリューム」と「大小様々な木製窓」による外観の構成を南西より見る。

                    アアルト建築 セイナッツアロ 倉敷の建築設計
                    ひときわ高いのが会議場部。平面的には「ロの字型の中庭形式」。2層のレンガヴォリュームで2階にある中庭を囲んだカタチ・・ロの字の角、2角を欠込んで外部階段が設置されています。左手の建物出隅に竪ルーバーを設けている部分が図書館棟。微妙というか・・絶妙に調整された全体の不規則な形。ヴォリュームと開口部の"細かな"形態操作で・・アシンメトリーな絶妙バランスに至る感覚がexcellent !!

                    アアルト建築 セイナッツアロ 倉敷の建築設計
                    外部階段を上がり中庭へ至る。右手にエントランス・・木製パーゴラ、木製建具、板金屋根により構成された、ヒューマンスケール&ヒューマンマテリアルな建築・・
                    アアルト建築 セイナッツアロ 倉敷の建築設計
                    高さをグッと抑えた回廊が中庭を囲む。「レンガマッス」な外側ヴォリュームとは対比的・・開放的な中庭の様子。

                    アアルト建築 セイナッツアロ 倉敷の建築設計
                    天井高さを抑えたエントランスホール。床素材の切替えが楽しい。

                    アアルト建築 セイナッツアロ 倉敷の建築設計
                    エントランスから続く、中庭に開けた明るい回廊。開放的な開口部、レンガ/木板のリズミカルな繰り返し壁面、レンガの腰窓・・黒い柱の存在も効いていて・・何とも居心地が良く、落ち着く空間。腰窓のレンガベンチのスリットは暖房用・・溝下部に設置された暖房器具の熱を窓辺へと導く。

                    アアルト建築 セイナッツアロ 倉敷の建築設計
                    議場へと続く、ハイサイド窓から入る光が印象的な・・階段室を昇っていく。「重量感のあるレンガ壁」と「光を受けた軽やかな木製天井」の対比が・・goodです。

                    アアルト建築 セイナッツアロ 倉敷の建築設計
                    「レンガ壁」と「木製天井」と「大きなルーバー窓」が印象的な議場を見る。放射状に伸びた腕木により・・屋根を支える「2つの扇形トラス」の形態が特徴的なのですが、議場内が暗く・・うまく写真は取れませんでした。(照明が点いていないので・・でも自然光での空間の雰囲気がよく分かるのでgoodです)

                    アアルト建築 セイナッツアロ 倉敷の建築設計
                    ザクッとした言い様ですが、その物言いがピタリとはまる・・"何ともアアルトらしいマテリアルとプロポーション" な・・図書館棟を見る。1階部の大きな横長ガラス窓が・・もともと店舗として計画されたという経緯を物語っています。レンガ壁の目地が少し深めに取っていたり、レンガの仕上がりや色が均一でなかったり・・そんな事も建物の味として効いています。

                    アアルト建築 セイナッツアロ 倉敷の建築設計
                    以前に訪れた「アアルトのアトリエ」を思わせる、光の取り入れ方・天井の形・・もちろんこちらの建築の方が年代としては古いので・・あちらがこちらに似ているのですが。天井高さいっぱいの窓から、たくさん光が入り・・とても明るい図書館棟の2階を見る。
                     
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                      | 建築探訪・Finland | 22:17 | comments(0) | - | - | - |
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